『ジャズをかける店がどうも信用できないのだが…。』感想 姫野カオルコ

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こんにちは、jikuasiです。
本日ご紹介する一冊はこちら!

”ファンデーションは女性全員をブスにするのに、すっぴんに大騒ぎするのはおかしい。「おまえといても男といるみたいだって言われる」とボヤく女性に「そんなことないよ」と励ますべからず。「小悪魔」は若い女では意味がない。ジャズを流す店に垣間見える誤魔化しの法則。――毎日の暮らしの中にはびこる思い込みに「待った」を入れる、目からウロコのエッセイ集。”amazonより

 

2014年に『昭和の犬』で直木賞を受賞した個性派作家。その独特の視点と感性から生み出される作品はどれも唯一無二な仕上がり。

今回の作品はエッセイです。姫野さんが世の中の「なんかそうなってしまっていること」に対してツッコミを入れていくのですが、まぁーキレッキレ。

タイトルの項では、ジャズが嫌いなわけではなく、ジャズをかける店が嫌いなわけでもなく、「なんかこうジャズがかかっている店が…」と言ってはります。

要は、「BGMはとりあえずジャズみたいなんでいっかー」というノリで、多くの店が右にならえで当たり障りのない選択をしてることがどうもお気に召さない御様子。

弦楽四重奏がかかる寿司屋があってもよいではないか。と。

 

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「ジャズをかける店がどうも信用できないのだが…。」という若干歯切れの悪いタイトルも好き。

たぶん新書で似たような作品があったとしたら、「ジャズをかける店には入るな」になってると思う。

恋愛小説だったら、「ジャズがかかる店」
経済書だったら、「ジャズをかける店はなぜ儲かるのか」
姫野先生は「どうも信用出来ないのだが…。」

いや、そんな風に言われても。。

ハッ!同意を求められてんのか!「…あなたはどうかしら?信用出来る?」てことか。

うーん、考えたこともない…笑

 

てか、どうでもいい…笑

 

みたいな感じで独自の視点で辛辣につづられています。他にも

・化粧は女をブスにするのに、なぜ女性は化粧を重視しすっぴんを死守するのか

・単行本が出てから文庫が出るが、その順番を逆にしたほうがよいのでは

・屋外で鼻くそをほじるのは99,9%男性

・「おっぱい」なんて表現はいやらしくさすぎて不適切だ

・若い女を「小悪魔」と呼ぶのは本当の小悪魔に失礼だ

等々、テーマは多岐にわたります。わかるわーそれ、ととても共感出来る主張が多いのですが、なかには「何言ってんだこのおばさん」と思う点もあるわけであります。そこはもう人それぞれの価値観で解釈が変わって面白いかなと思います。

姫野先生の考察はちょっと哲学的だと感じました。
ちなみに最後まで読み終わると、装丁に込められた意味が分かりますよ。気付いた瞬間吹きましたw

 

よーい、どくしょっ!

 

ABOUTこの記事をかいた人

jikuasi

奈良に生息する手長族。哲学者。 月間30万POアルク収益20万円超の社畜営業ブロガー。年間100冊の読書量を持ちたい。ブロガー界一の卓球の腕前。趣味は楽器演奏と耳かき。特技は目を二重にすること。