寒気注意!『人間椅子』感想 江戸川乱歩

こんにちは、jikuasiです。
今日の一冊はこちら。

人間椅子 (江戸川乱歩文庫)

江戸川 乱歩 春陽堂書店 2015-03-20
売り上げランキング : 151621

by ヨメレバ

 

若く、美しい夫人、圭子のもとに一通の手紙が送られてくる。送り主はたいそう醜い容姿の椅子職人。その醜さ故にこれまでにまともに人と面と向かって会話をしたりも出来ず、ましてや恋愛などもってのほかという。

その職人は、ある日注文を受けて完成させた革張りの立派な椅子に、ふとした思いつきで、人の入れる空間を作り、その椅子の中で数ヶ月間悪魔のような生活を送っていた。

椅子をは西洋人が泊まるホテルのラウンジに置かれ、昼間はホテルに来る、政治家やダンサーなど様々な人に座られて、夜皆が寝静まったころに椅子から出て、食料の調達や排泄を済ませるといったことを繰り返していた。

最初は盗みを働く目的であったが、自分に座られたときに、革を通して伝わる人の温もり、一体感など、これまで味わったことのないような快感を得る。

相手が女性のときには、「椅子の中の恋」ともいうべき、普通の暮らしではとうてい経験出来ない体験に酔いしれていた。

 

ある日、この椅子は道具屋に買い取られ、立派な洋館の書斎に置かれることとなった。そして男は、椅子の新たな持ち主である若い夫人に、本当に恋をしてしまう。

その夫人こそ、今この手紙を読んでいる圭子なのである。

 

 

こわっ…気持ち悪っ…

という気持ちが読み進めるにつれてどんどん増していきます。
その容姿の醜さから、よっぽどこれまで寂しい現実を送っていたんでしょうね…
異常どころじゃないです。

以前、排水溝の中に一日中潜って女性のスカートの中を見てた人が居ましたよね…
それよりはるかにこちらの方がレベルが上ですね。

 

短編なので、サクッと読めます。そして構成もシンプルなので分かりやすい。それでいて、作品にぐ~んと引き込まれ、何とも言えないおぞましさがぞわぞわ~っと体を駆け抜けていきます。
江戸川乱歩、さすがです。

 

Kindleでは著作権フリーの青空文庫として、なんと無料で読めちゃいます。
その他にも短編のものや、作品集などもありますので、ミステリー好きな人はぜひどうぞ。

ちなみに、バンドの「人間椅子」も好きですよ笑

 

去年初めてフェスで見ました。カオスでした。笑

 

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jikuasi

じくあし。奈良に生息する手長族。哲学者。 月間30万POアルク収益20万円超の社畜を脱出し、エンジニアの道を進む。ブロガー界一の卓球の腕前。哲学に勤しんだ故の絶妙に無責任かつ奔放な文章力に定評あり。オンラインウクレレ講師業も好評中。

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