『山と食欲と私』感想・レビュー 信濃川日出男

こんにちは。読書ブロガーのjikuasi(@jikuasi)です。

本日ご紹介する一冊はこちら!

本日ご紹介する一冊はこちら!

27歳会社員の日々野鮎美は、「山ガール」と呼ばれるのを嫌う自称単独登山女子。美味しい食材をリュックにつめて今日も一人山を登るのでした。

amazonより引用

 

単行本4巻まででしか刊行されてませんが、
30万部を越える超ヒット作です!

そして、登山誌、アウトドアブランド等、様々ところでコラボレーションもされています!

山と渓谷、PEAKS、ワンダーフォーゲルなどの登山・アウトドア専門誌に早くから取りあげられ、ヒロイン・日々野鮎美のレシピやインタビューが掲載された。

また、アウトドアアパレルメーカーであるコロンビアともコラボレーション企画を行った。

2017年1月、2016年末に公開した山岳ドキュメンタリー映画『MERU/メルー』との共同プロモーション企画として、コラボ実写ショートムービーがyoutubeで公開された。ヒロイン・日々野鮎美役はモデルでフィールドナビゲーターの仲川希良。出演者は他に、登山家の花谷泰広、料理研究家の山戸ユカ。監督は岡島龍介。

1巻は2016年4月に発売。同年8月の2巻発売直後より大幅に重版され、2巻は『月刊コミック@バンチ』(新潮社)新創刊史上最高の初速データを記録し[3]、4巻発売日にはamazonキンドル青年コミックランキングで1位を獲得した。2017年3月現在、累計30万部を突破している。1巻の帯は「山ガールって呼ばないで」。

wikiより引用

 

27歳のOLが、週末にひとりで山に登り、そこで作る料理をひとりで食べ、舌鼓をうつ、という漫画です。

基本的にひとりなので、台詞もほぼひとりごとです。

 

わたしの好きなワカコ酒に似た感じですね笑

関連記事:のん兵衛必見!お酒のアテ漫画『ワカコ酒』新久千映

 

 

jikuasiオススメポイント!

1.山で食べる料理がとにかくクッソうまそう
2.「山ガール」とは呼ばれたくない!
3.でも、ガチ勢まではいかないから、初心者も共感出来る

 

 

1.山で食べる料理がとにかくクッソうまそう!

 

 

アウトドアの料理といえば、何を思い浮かべますか?

バーベキュー?

焼きそば?

はたまた、野外活動で作ったカレー?

 

どれも正解です!

共通しているのは、「外で食べるものは美味しい!!」ということ。

 

お湯沸かしてカップ麺とか最高に美味いですから。

おにぎりだって。全然違います。

 

でも、いつもの外ごはんに、ちょっとした工夫を加えるだけで、超絶美味しい悶絶料理に出来上がるんです!

 

作品中に出てくる料理は、

欲張りウィンナー麺

にんにくネギ味噌雑炊

ホワイトシチューパスタ

オイルサーディン丼

 

など、名前を聞いただけでよだれが出そうなものばかり。

どれもこれも、ほんの少しの調理器具で出来ちゃうものばかりなんです。

わたしもバーナーをひとつ買っただけでアウトドアがめちゃくちゃ楽しくなりましたよ!

 

 

 

2.「山ガール」とは呼ばれたくない!

 

これ、痛いほどよくわかります。

なんでしょうね、この気持ち。

 

決して馬鹿にされてるわけではないですけど、

「流行に敏感に乗っかってるね、キミ」的なニュアンスを感じ取ってしまうのかも。

 

「いやいや、山ガールなんて言葉が流行る前から登ってましたから」みたいな。

 

以前に知り合った女性が、お寺巡りが好きで御朱印を集めていると言ったので、

「朱印女子ですね!」

と言ったらなぜか半キレされて、いたたまれない空気になった思い出があります…。笑

 

 

たぶん、我々はカテゴリー化されるのが嫌いなんですよ。

草食系男子に始まり、

ロールキャベツ男子とか

太眉女子とか

ペンギン系男子なるものも出てきましたw

 

枠に括られるのが基本的に嫌いなんでしょうね。

 

”ロキノン厨”とかっていう揶揄されるのとはまた違う次元で。

 

 

ちょっとファー着てただけで、「ドフラミンゴ系女子やん」って言われた腹立つでしょ?笑

 

わたしも、大学入りたてのときに買ったモッズコート着てると

「ドラゲナイ男子や」とか言われたなぁ。

 

蹴りたくなります。蹴りたい背中。

 

3.でも、ガチ勢まではいかないから、初心者も共感出来る

 

それだけ自分の趣味にプライドをもって、山に挑む27歳OL、日々野鮎美。

 

他人とは登らない。単独登山女子。

グループ登山なんてもってのほか。

オシャレなんて関係ない。ひたすら武骨に機能だけを求めたギア選び

会社の休憩時間には筋トレ

山に登る前の日の食事は、炭水化物を大量に摂取する「カーボローディング」まで行う徹底ぶり。

 

なんですが、

 

実はそこまでガチじゃない笑

 

登っている間も、頭の中は山頂で食べるご飯のことでいっぱいだし、

高山でのテント内で急に不安に押しつぶされそうになったり、

道に迷って遭難しかけちゃうことも。

 

でも、それがいい。

 

登山をめちゃくちゃ楽しんでるけど、ガチガチのレベルまでは達しいていない。

同じくらいのレベル、

登山に興味がある~登山中級者くらいの人達の共感を得てヒットしているんです。

 

 

あと、こんだけ単独登山女子とかいっときながら、

実は山友達が欲しくてたまらないんですw

 

会社の同僚、小松原さんにいつも誘われるのですが、

脅威の人見知りを発揮して、あれこれ理由を付けて断わり、

全力ダッシュで逃げる始末。

 

か、かわいい。笑

 

 

まとめ:登山、アウトドア、外ご飯。おひとり女子、等に興味ある方にオススメ!

 

 

ちなみに、作者の信濃川日出男さん、詩人ですね。

ちょいちょいオシャレな言葉を盛り込んできます。

 

冬の高山でテント泊をしているときのシーン。

 

テント泊装備のため食料はシンプルにインスタントラーメンにフリーズドライのチゲを加えて

 

食後は再び外に出て、自分を置き去りにして明日へと進む太陽に大いなる宇宙の肌触りを実感する

 

くぅ~!かっこいい!

 

 

『山と食欲と私』

登山好き、アウトドア好き、料理好き、お一人様好き、

そんな方はぜひ手に取ってみてください♪

これからどんな料理が出てくるのか楽しみ!

 

また、各方面とのコラボもどんどん増えていくことに期待!

 

よーい、どくしょっ!

 

読書はKindleで。

今さら聞けない!Kindleとは何ぞや?&オススメポイント7選

更新情報、おもしろネタ等ツイート中!フォローしてくれたらゲロうれしい↓↓

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

jikuasi

じくあし。アラサーで結婚が決まった瞬間に5年半務めた営業職を辞める。IT系の道に進み、派遣ネットワーク運用保守、SES、Web系ベンチャーと渡り歩き、Webディレクター。 生息地は奈良。哲学に勤しんだ故の絶妙に無責任かつ奔放な文章力に定評あり。ゴーストライター出版2冊。 ウクレレ講師YouTuberとしても活躍中で、オンラインレッスンが大好評。 ◆ポートフォリオはこちら wakatsuki-portfolio.herokuapp.com ◆ウクレレレッスン・ライティング・動画編集等お仕事のご依頼はこちら https://honnyomu.com/otoi-awase 更新情報、役立つ情報ツイート中!