アフタヌーンの傑作!漫画『五年生』感想(ネタバレなし)

【リライト】2017.1.31 【初稿】2016.12.6
こんにちは、jikuasi(jikuasi)です。
本日ご紹介する一冊はこちら!

”就職も決まり、後は卒業を待つだけ……。そんな平和な日々が、一瞬にして崩れ去った。『四年生』の明夫(あきお)と芳乃(よしの)が学生と社会人に分かれ、微妙に変わってくるふたりの関係。ライブ感覚恋愛論、新章の始まりです。”amazonより

 
こんな方にオススメ

・なにがしなきゃと思うけれど、なにもしないまま毎日が過ぎていっている大学生
・遠距離恋愛になってしまった社会人

個人的に好きなアフタヌーンコミックスの作品です。
アフタヌーンは寄生獣をはじめとした良作が多い!

今回の五年生は、大学生の恋愛を描いた作品。
でもいわゆる”恋愛モノ”とはひとあじちがいます。

 

・あらすじ

勉強も出来て将来の計画も抜かりなし、強い信念を持ち日々を過ごす、しっかりものの芳乃と、終始気だるそうに大学生活を浪費し、朝までゲーム三昧の堕落した生活を送りがちなぐーたらな明夫。

端から見ればなぜ付き合っているのか分からない、そんな不釣合いな二人。だが、二人の絆はもう、長年連れ添った夫婦のような、”当たり前の存在”となっていた。

しかし、卒業を真近に控えたある日、運命のいたずらによって二人の将来は引き裂かれてしまう(ほんとの原因は明夫のズボラw)

芳乃は春から東京で社会人、一方の明夫は1年留年して、そのまま大学五年生となってしまう。
二人の今後はどうなるのか…

という感じ。

 

・感想

恋愛ものなんですが、よくある漫画のように美化されることは一切なく、ただただリアルに描かれています。
ドキドキとか、ときめきとかいったものはありません。

リアルな世界として書かれている分、心理描写がとても丁寧で繊細。

とても、「マンガ」の中とは思えない、リアルな世界の生の人間のやり取りが感じられます。
またその書き方が上手い。吹き出しで喋らせるのではなく、ほんのちょびっとした表情の変化の書き分けや、トーンの使い方で表現してます。

行間を読む、ということばがぴったりです
留年してしまって、周りから取り残されてしまった方や、恋人と付き合って長い、等の方には共感出来ると思います。

ちなみにこの五年生の物語の手前が描かれている『四年生』という作品もあります。こちらは一巻で終わるので、四年生から読むのがおすすめです。

 

よーい、どくしょっ!

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ABOUTこの記事をかいた人

jikuasi

じくあし。奈良に生息する手長族。哲学者。 月間30万POアルク収益20万円超の社畜を脱出し、エンジニアの道を進む。ブロガー界一の卓球の腕前。哲学に勤しんだ故の絶妙に無責任かつ奔放な文章力に定評あり。オンラインウクレレ講師業も好評中。 更新情報、おもしろネタ等ツイート中!