【リライト 2017.2.12】【初稿 2016.11.9】
こんにちは、jikuasi(jikuasi)です。
本日ご紹介する一冊はこちら!
天才、押見修造氏の作品。2013年にはアニメ放映もされています。
クラスの美少女・佐伯奈々子に密かに想いを寄せる春日高男。ある日の放課後、出来心により彼女の体操着を盗んでしまうが、その様子は嫌われ者の女子・仲村佐和に目撃されていた。
窮地に陥り、仲村からの無茶な要求に翻弄される中、意外なきっかけから佐伯と付き合うことになり、春日は恋心と背徳の自己矛盾に苛まれる。そんな彼に呼応するかの如く、佐伯も内に秘めた意思を徐々に示すようになる。
現実社会の閉塞感に自己認識を見出せず、遣る瀬無い自我を抱える3人の中学生のアイデンティティは互いに交錯し、儚い逸脱へと向かっていく。wikipediaより
ちょっと衝撃的でした。
感想がうまくまとまらない。
表紙に出てるメガネの仲村さんが、ぶっちぎりの変態というか、猟奇的というか、スーサイドというか。底無しにダークなキャラクターで、人間の闇や裏の汚れた部分を覗きたいという。
主人公の春日は仲村さんに秘密を握られたことで、悪魔的な契約を交わすこととなります。
そして彼女からとんでもない要求を次々と出され、やむなくそれに従っているうちに自分の心の奥底にある闇を、彼女によって引きずり出されることとなります。
内なる闇は付き合っている佐伯さんにバレてしまい、ついに嫌われた。…と思いきや実はなんと佐伯さんも…。
6巻までは中学生編で、7巻からは高校生編となります。すごくドロドロとした内容なのですが、かなりのスピード感。物語が駆け抜けていく感じです。11巻で完結しているので、スパッと読みきれますよ。
なんか読んでたらすごいダウナーな気分に…↓
でもこういう同じ考えを持ったマイノリティの方も少なからずいるわけだし、
そういう人は共感とか、得られるのかな。
まあ色んな考えを持った人がいるんだなぁと思う。
(だいぶテンションが下がってる…笑)
とにかく!一度読み出すと止まらなくなります。
惡の華、ぜひどうぞ。