こんにちは、jikuasi(@jikuasi)です。
本日ご紹介する一冊はこちら!
”人間の運命の9割は魂によって定められている。現世でその運命を全うした魂は来世へとつながれ成長を続ける。だが、なかには予定外に死亡し、運命どおりにいかずに砕け散ってしまう魂もある。
それを防いで魂を適切に管理することが、桜井と天野の仕事である。魂が消えゆく危機に瀕するとき、二人は現れる。
モーニング初登場の前川知大&片岡人生がおくる、“魂”とは何かを問う衝撃作!!
「魂とは何か?」人間なら誰しもが一度は考える問いである。『リヴィングストン』を読むと、その問いに対する手がかりが少しだけ見えてくるかも知れない。”amazonより引用
jikuasiおすすめポイント!
①魂や運命がテーマ
②だけども雰囲気はポップ
③イラストがめちゃ綺麗
①魂や運命がテーマ
リヴィングストン(living stone) つまり命の石ですな。
ざっと説明すると
・われわれ人間には、「魂」が宿っている
・「魂」そのものの寿命は5千年ある
・「魂」によって人間の運命というのは9割方決められている
・人間が「魂の予定外に死亡してしまうと、魂は人間の身体から出て、石になって砕け散ってしまう(魂石)
ということらしいです。
例えば、自殺をしちゃうという行為は「魂の予定」を狂わせる行為になるんですね。
そうなると、その魂は死んでしまう = 魂が石になって砕けちゃう
そして、魂が石になって砕けちゃうことを防ぐのが、2人の主人公、桜井と天野。
(両方イケメン)
というわけですね。
②だけどもポップな雰囲気
魂、運命、生命、死といったテーマを取り扱うので、
必然的にどんより暗い雰囲気になってしまいがち。
でも、わりとポップに仕上がってます。
人間から「魂石」を取り出すことのできる天野くんが、もうホント少年のような少年なので、ノリが軽い。笑
すぐに飽きる、困難にはすぐ逃げる、と常に自由奔放。
代わってもう一人の主人公、眼鏡キャラの桜井が真面目にきっちりと仕事をこなして、天野とのバランスを取っている。
と、見せかけて桜井も結構子供です。笑
意外とすぐに感情的になっちゃう。。
まあ8割方天野のせいなんですけどね。
自由が故にいつも振り回されっぱなし。
で、自殺しようとしている人も情緒がおかしかったりするので、耐え切れず大声を上げちゃうことも。
そんなデコボココンビなのか、平らコンビなのか分からない2人ですが、日々魂の危機を救う仕事を遂行していきます。
③イラストがめちゃ綺麗
そうなんです。
舞台は現代のリアルな日本。
背景のビルや街並みもすごく書き込まれています。
表紙からしてもその画力が伝わってきます。
それもそのはず、この作品は2名の著者で分業制で書かれてるんですねー。
原作 前川知大
作画 片岡人生
原作者の前川知大さんは、有名な演出家さん。
そして片岡人生さんは『エウレカセブン』の作者です。
女性です。
なるほど~、たしかに女性が好きそうなイケメンのタッチだもんな…
納得。
魂、生命といったテーマについて、少し考えてみるいい機会になるのではないでしょうか。
ご一読を。
よーい、どくしょっ!