こんにちは。読書ブロガーのjikuasi(@jikuasi)です。
本日ご紹介する一冊はこちら!
50万部突破のベストセラーが、「オール2色&オール図解」で
さらにわかりやすく、パワーアップして新登場!人は「正論」で動かない。「話し方」で動く。
たとえば、「結論で始まり、結論で終わる」――。
それだけで話は、「わかりやすく、強く」なる!
そのほか、「大きな情報→小さな情報の順で説明する」
「事実+意見を話の基本形にする」
「一文40字で話すと聞きやすい」
「強調したいときは『私は』を少し増やす」などなど、誰もが「簡単にできて、簡単に成果を実感できるノウハウ」が満載。
「1分間で信頼される人」の話し方が、「読んでわかる、見てわかる」本!
amazonより引用
あまり書店でも目に入らなかったのですが、地味に50万部を越えてます。
自分が説明していても、聞き手の顔にはクエスチョンマーク。
質問も来ないから自分が一方的に喋って、余計説明が分かりにくくなる。
「で、結局何が言いたいの?」
く~!
こんな経験ありませんか?
社内での会議
顧客との取引
大学ゼミのプレゼン
あらゆる場面で、「説明する」というシーンは登場します。
そこで「頭のいい説明」が出来るよう、この本で勉強しましょか。
目次
1.「大きな情報→小さな情報」の順で説明する
なにかを説明するときに、まず考えなければいけないのが、「話す順番」です。
たとえばあなたがお店に行って、「みそラーメンはありますか?」と聞いたとします。
すると店員さんが、
「えーっと、味噌煮込みうどんならありますが、またラーメンとは違うテイストでして、ラーメンだったらしょうゆととんこつがありますが…以前までみそラーメンも出していたのですが、売れ行きがよくないので今はメニューから外していまして、作れないことはないのですが…云々」
この場合綺麗な返答をするのなら、
「みそラーメンはメニューにありません。」
ということをまず第一に伝えるべきです。
その後で、
「メニューにはありませんが、特別にサービスでお作り出来るかもしれませんので、厨房に確認してきます。」
という返答であれば好感がもてます。
コツとしては、
質問の最後の言葉を拾って、ひとことでYesなのかNoなのかを答える。
その後で補足の説明をする。
大きい情報→小さい情報 という流れをまず意識しましょう。
2.事実+意見が説得力の基本
わたしも部下やアシスタントに仕事をお願いしたときに、説明を受けるシーンが日常的にあります。
そのとき、どうしても事実と意見が混同させて話してくるんです。
ということがしょっちゅう。
相手が女性の場合は特に多いです。
自分の感情や想いを喋りたい気持ちはよく分かりますが、ではそれをぐっと堪えて、まずは事実のみを説明することに集中しましょう。
5W1Hが一番簡単でいいでしょうね。
事実を伝えたあとで、改めて
「わたしの意見としましては○○です」
「わたしは○○のように感じました」
というようにすれば、スッキリした説明となり、先輩に認められる部下になります。
3.とにかくまず結論から。そして最後に結論で締める。
冒頭に書いたキラーワード
「で、結局何が言いたいの?」
言われた経験ありませんか?
わたしはしょっちゅうです笑
ついつい話したい情報が多いと、うまくまとめられずに、説明が右往左往して、自分でも何が言いたいのか分からなくなる、なんてことはよくある話。
そこで、まず
「これだけは伝えたいこと」というのを一つに絞る。それをまず言っちゃう。
「結論から申し上げますと、あなたと性交がしたいんです」
という具合にすれば、まどろっこしいやり取りもせずに済みますね。笑
しかしその後の説明が長くなればなるほど、聞き手は最初の結論のインパクトが薄れていきます。
最後にもう一度、結論を繰り返して伝えましょう。
4.想定外の説明を急に求められたとき
先ほどは結論から話せと言いましたが、どんな話でも自分の中で結論があるわけではないもの。
会議で「キミはどう思うかね?」と急に振られたとき、わたわたしないよう、しっかりここで学びましょう。
まず
話し出す時点で「結論はない」ということを伝えてしまうのがオススメです。
「結論が出ているわけではないのですが…」
「ひとことでは言えないのですが…」
というように始めます。
次に、具体例をいくつか挙げる。
↓
そこから共通点はなにかを考える
以上の順番で話してみましょう。
聞き手も一緒に考えてくれる状況になるでしょう。
例えば、「介護業界の人手不足についてどう思うか?」
と急に振られたとします。
「ひとことではいえませんが…私の知り合いの介護職は、”給与が低くて大変だ”と言っています。
…しかし、その知り合いが言うには、”高い給与をもらっているベテランでも、離職は多い”とのことでした。
このことから、単純に給与が低いということだけが人手不足の問題ではないように思います。」
どうでしょう。結論は出ていませんが、非常に建設的な意見を言えてますよね。
これは、あくまで「話しながら考えている」というのがポイントなわけです。
ここから議論が発展していけば、儲けモノ。
このやり方を覚えておけば、急に話を振られて、自分の中で結論が出ていないときでも、あせらず冷静に話が出来ます。
5.長い説明を短くすれば、中身がグンと濃くなる
説明が長くなってしまうと、どうしても伝えたいことの「核心」が薄らいでしまい、またしても「結局何が言いたいの?」状態に陥ってしまいます。
なので、説明は出来るだけ短い方がいい。
重要な事柄と、そうでない事柄を自分の中でしっかりと区別する。
そして、重要な事柄のみを説明するようにしましょう。
このとき、重要な事柄というのは、「相手が聞きたい」と思っている情報です。
相手のそのときの状況や動向、趣味、思考等を考慮して、「この情報が相手は欲しがっているはず」というのを見つけます。
不要な背景情報などは、もうカットしちゃえばいいんです。
6.「短い文章」+「短い文章」が1番聞きやすい!
「痛みに堪えて、よく頑張った!」「感動した!」
という名言を残した、小泉純一郎元首相。
もしこれが、「痛いのに耐えて、頑張った姿を見て、私はとても感動しました。おめでとう。」
とかだったら、どうです?ちょっと名言にはなりそうにないですよね。
短い文章で話そうとするとなぜいいのか、
それは話し手が、言葉をより厳密に選び抜くからです。
削ぎ落として削ぎ落として、最後に残った、たったひとつの言葉が、聞き手の心に残る言葉となるのです。
7.良い点と悪い点を分ける
説得などの場面で、その事柄の良い点、悪い点を伝えるとき、
ごっちゃにして話してませんか?
まずは、良い点をまとめて伝える
そのあとで、悪い点をまとめて伝える。
というようにしましょう。
もっと言えば、
悪い点を伝えた上で、「どうカバー出来るか」や、
悪い点はあるがそれを上回る良い点があることが説明出来れば、尚良し
ですね。
8.語尾をしっかりと言う
ただでさえ日本語は、言葉の最後が違えば意味が真逆になってしまう言語です。
「あ、その日は行くことができまs…」
いやどっちなんだよっ!!!
語尾はしっかり強く発音しましょう。
意味を正しく伝えるだけではなく、言葉に締まりが出て、説得力が増します。
9.逆説を使わない!
「でも」「しかし」「だけれども」
これらの逆説の言葉を、つなぎとしてついつい使いすぎているケース、
よくありませんか?
「これは最新の機能を備えた超未来的な素晴らしいコピー機です。しかし、50万円の費用がかかります。」
うーん、50万もするのか…一旦見送ろうかな…。
↓
「これは最新の機能を備えた超未来的な素晴らしいコピー機です。そのため、費用は50万円です」
よし、じゃあ50万用意しないとな!
文章のイメージが全然違いますよね。
逆説の言葉が入ると、どうしても文章がネガティブなイメージを持ってしまいます。
でも、実は逆説ってそんなに使う必要ないんです。
(と言いながら「でも」を使ってしまったww)
今まで「しかし」「でも」と使っていた部分を、
「そのためには」といった、順接の言葉に置き換えてみましょう。
意味は十分伝わるはずです。
こういった逆説言葉を、ついクセで使ってしまっている人も多いかと思います。
が、言葉のクセは考え方のクセでもあります。
自分でも気付かない内にネガティブなマインドになってしまってますよ。
まとめ
実はわたしも、説明するの苦手なんですよねー。
この関連の本は数冊読みましたが、本著はダントツで読みやすくて分かりやすいです。
他の本は、説明をうまくするコツの説明が分かりにくい。。
苦手意識がある方も、そうでない方も、一度読んだら、
「うわっ、俺ダメな例で載ってるやん…」
ということが結構あると思いますよ。
全ての人間の方に読むことをオススメしまーす。
よーい、どくしょっ!
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今さら聞けない!Kindleとは何ぞや?&オススメポイント7選
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