こんにちは、ぴろきんちょす(@pirokinchos)です。
今回は
そんなあなたのために、Web制作の案件単価が低い3つの理由をご紹介します。
目次
案件単価が低い理由その1:クライアントのWeb制作への理解が低い
2つの視点からの「理解」
Web制作について理解していて、あわよくば安価でWebサイトを作ってもらおうみたいなクライアントも多くいます。
安くしたいという気持ちは分からなくもないですが、Webサイト制作を生業としている以上、生活がかかっているのです。
これらの案件にはなるべく手をつけないとしても、純粋にWeb制作に対する理解度が低いクライアントも一定数います。
そして、クライアントのWeb制作への理解が低いことで、案件単価が低くなります。
クライアントが理解していない部分は
- Webサイト自体への理解
- クライアント自身のビジネスに対する理解
この2つの「理解」を克服することで少しでも案件単価をあげることができます。
Webサイト自体への理解
「Webサイト自体への理解」とは、ひとつのWebサイトに対して
- Webサイトにどんな効果があるのか
- どれだけの時間(工数)がかかるか
- どんな制作フローなのか
- ディレクションやコンサルティングにどんな効果があるのか
といったことに対する理解です。
どんなにページ数が少なくても、
- ディレクション
- デザイン
- コーディング
この三つは必須です。
たった1ページを作るために、効果的なデザインを検討、作成、実装可能かを調査し、実際に作って、やり直して……。
これらをクライアントもWeb制作者自身も、理解することが大切です。
クライアント自身のビジネスに対する理解
これは、クライアントがWebサイト制作の料金を「投資」として捉えているかどうかです。
投資ではなく、「コスト」として捉えているクライアントは安く見積もる傾向にあります。
お金をかけてWebサイトを作る以上、なんらかの「意図」があるはずです。
- 集客・売り上げアップ
- ブランディング
- 予約・販売システム
これらの「意図」に添えないWebサイトには意味がありません。
要はWebサイトでビジネスを促進させることが重要です。
逆に、Webサイトを作る予算が捻出できないようなビジネスなら、そもそもWebサイトを作る必要がありません。
SNSでも運用次第で集客も可能です。
とりあえず、Webサイトを作ってほしいというようなクライアントもいるでしょうが、その「とりあえず」が命取りになってしまいます。
- 安い予算で作った荒いWebサイトでは売上を促進できない。
- つまり、Webサイト制作の意味がない。
- お金の無駄に。
こういった負のサイクルに陥ることになります。
Webサイト制作者ができることは、クライアントのビジネスにそもそもWebサイトが適しているのかといったことから入念に相談することです。
そして、ちゃんとお金をかけてWeb制作をすることがビジネスの促進に大きく貢献することを伝えなければなりません。
案件単価が低い理由その2:そもそも下請け案件は単価が低い傾向にある
いわゆる「作業だけ」なら案件単価は低い
クラウドソーシングサービスでよく見かけるような案件です。
- サイト(約3ページ)のデザイン作成:1ページあたり5,000円
- HTML/CSS/JavaScript/WordPressを使用したコーディング:50,000円
- HTML/CSSコーディング:1ページあたり5,000円
3ページをデザインしても、15,000円にしかなりません。
1ヶ月で20万円稼ぐ目標があるとすると、40ページもデザインをしなければならないことになりますし、その分案件を探す必要も出てきます。
大変だなと思う一方、仕方がないという気持ちもあります。
なぜなら、「デザインのみ」や「コーディングのみ」という作業に特化した案件は下請けである場合がほとんどだからです。
こういった案件はこんな構造になっています。
- Webサイト制作案件全体の売上:100,000円
- 元請け(営業・ディレクション):50,000円〜
- 下請け(デザイン・コーディング):予算〜50,000円
元請けの会社、フリーランスは営業、ディレクション、進捗管理、一部作業の手伝いを仕事としてするわけなので、ある程度の「儲け」がないとやっていけません。
そこでマージンが取られるのは仕方がないことなのです。
予算は元請けが決定できるので、元請けの利益を増やすために、下請けの発注費用をなるべく抑えることも可能です。
せっかくコーディングやデザインスキルを身に付けた駆け出しフリーランスはこの単価の低さで一度絶望します。
ただ、この構造を理解し、うまく立ち回れるひとたちが生き残れるのです。
そのスキルを活かした、ディレクションやマネジメントをすることが案件単価の向上に繋がります。
案件単価が低い理由その3:SNSやCMSなどによるWeb上での集客の難易度の低下
SNSの台頭
SNSがWebサイトの存在意義を脅かしています。
SNSは無料。Webサイトは有料(しかも高い)。
先にも述べたように、
Webサイトを作る予算が捻出できないようなビジネスなら、そもそもWebサイトを作る必要がありません。
SNSで十分なのです!
NoCode(ノーコード)やCMSの発展
皆さんがご存知の通り、コーディングができなくてもWebサイトは作れます。
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LPであれば「ペライチ」。
CMSであれば「Wix」や「STUDIO」などがあります。
ECサイトであれば、「BASE」、「Shopify」といったECプラットフォームがあります。
ちょっと調べて、ちょっと月額のお金払って独自ドメインにすることも可能。
何万円もの予算を捻出する必要なしに運用することができます。
便利な世の中になりましたね…。案件単価が下がってもおかしくはないですね…。
Webサイト制作者はどうやって生き残る?
生き残るための2つの「Webサイトの存在意義」
SNSでも運用次第で集客は可能。コーディングしなくてもWebサイトは作れる。
それに対して、Webサイト制作を依頼すると高額なのに、うまく運用しないと集客ができない。
Webサイト制作をしている皆さんはきっと気づいているはずです。
基本的に、Webサイト制作者は必要ありません。
よって、Webサイト市場は縮小していきます。
案件単価は低くなる一方。
ではWebサイトの存在意義は?
どうやって生き残る?
そのカギは、Webサイトの存在意義である「ブランディング」と「機能」にあります。
Webサイトの存在意義「ブランディング」
Webサイト制作を依頼するメリットは「SNSなどのプラットフォームに依存しない」ことです。
いわゆる特別感。
オーダーメイドによるオリジナリティ。
その「オーダーメイド」のなかに、Webマーケティングなどの知見を活かしたWebサイトの育てかた、いわゆるコンサルティングも含まれます。
だから高価なのは当たり前。
その「ブランディング」の表現のひとつがWebサイトであり、それを形にするのが私たちWebサイト制作者です。
費用が捻出できないならSNSを活用した運用方法のアドバイスを!
Webサイトの存在意義「機能」
「機能」があればWebサイトの存在意義は大幅に上がります。
例えば、
- 飲食店の予約機能
- メールマガジン
- Web上での購入、定期購入
- 会員機能(会員限定コンテンツなど)
これらはSNSではなかなかできないものであるため、他の何かしらに頼る必要があります。
そこで、Webサイトという選択肢になります。
Webサイトを半分「Webサービス化」してしまうことが存在意義の一つになります。
Web制作者は高度なプログラミング技術を身につけることが必要になってきます。
WordPressのプラグインがあったとしてもクライアントの要望を全て網羅したものだとは限りません。
プラグインを改造したり、開発する必要が出てきます。
APIや便利ツールがあるとしてもそれらと連携するためにプログラムを書く必要も。
もしスキルがないなら、別の人に発注することも可能です。
「機能」を責める「高度な技術者」か、どちらかに特化することが案件単価向上の鍵を握りそうですね!
まとめ
まとめると、Web制作案件の単価が低い理由は、
- クライアントのWeb制作への理解が低い
- そもそも下請け案件は単価が低い傾向にある
- SNSやCMSなどによるWeb上での集客の難易度の低下
そして、これらの問題を払拭するカギはこれからのWebサイトの存在意義である「ブランディング」と「機能」にあります。
Web制作者である私たちは、ひとつの技術に固執することなく、幅広いスキルを身につけることが必要です。
目の前の仕事も、勉強も、頑張っていきましょう。
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