こんにちは!ぴろきんちょす(@pirokinchos)です。
今回は
このような疑問・希望をお持ちのあなたのために、Webコーダーという職種についてぼくの経験をもとに解説します!
目次
この記事を書くことにした経緯は「過去の失敗」から
失敗その1:間違って入社
そう思っていた学生時代の就職活動。
そうして新卒入社したのは「SES」の会社。
「システムエンジニアリングサービス」という形態の企業で、SIerのいわゆる下請け会社。
中規模〜大規模システムを元請けの企業の中で開発、実装するような業種です。
…つまり、端的に言うと
ぼくの思い描いていた「Webサイトとか?」を作るような企業ではなかったということです。
これがひとつめの失敗。
半年程度で思い切ってその会社は辞めることにしました。
失敗その2:間違って検索
転職活動をする際に、困ったことがあります。
いくら検索しても、自分がやろうとしている「Webサイトとか?を作る仕事」があまり見つからないのです。
ぼくはGoogleの検索欄にこう入力していました。
すると検索結果に出てくるものはアプリケーション開発や、SESなどの求人ばかり。
今思うと馬鹿馬鹿しい話ですが、当時ぼくはWebサイトを作る仕事は「Webエンジニア」がしているものだと勘違いしていました。
広い意味としては間違いではないですが、これじゃWebサイトを作る仕事は見つかりません。
これがふたつめの失敗。
そして、検索を進めていくなかで自分が探している職種はどうやら「Webコーダー」というものなのだと発覚。
そこからは転職活動は順調に進みました。
無知は遠回りに繋がる
職種について無知であったぼくはインフルエンサーのよくわからない言葉に惑わされ、「遠回り」という失敗をしました。
おそらく、これから勉強する人もぼくの過去の失敗と同様、遠回りをしてしまうでしょう。
スキルより先に職種を知れば遠回りせずに済みます。
だからこそ、自分の知らなかった「Webコーダー」という職種をご紹介していきます。
Webサイト制作のフローからわかる「Webコーダー」
基本的なWebサイト制作のフローはこんな感じです。
- ヒアリング
- デザイン、画面設計
- コーディング
- テスト、チェック
- 納品
- 運用・保守
それぞれ工程に関わるメンバー(職種)がいます。
Webディレクター/プロデューサー …全ての工程を管理、お客さんとメンバーの橋渡し
Webデザイナー … デザイン、画面Ω計、運用・保守
Webコーダー …コーディング、運用保守
Webコーダーはコーディングや運用保守など、メンバーの中で最もソースコードを触る仕事だと思っていただくとわかりやすいでしょう。
ソースコードっていうのはこういうやつねですね↓
Webコーダーの必要なスキル
Webコーダーに必要なスキルはこんな感じです。
- HTML/CSS
- JavaScript
- WordPressなどのCMS(PHP)
- サーバーの設定(.htaccess, php.ini)
めちゃくちゃざっくりとだけ解説すると、
HTML … 構造や組み立ての部分。 お家でいうと基礎とか柱とかの枠組み。
CSS … 装飾の部分。お家でいうと壁紙や照明などのオシャレに魅せる箇所。
JavaScript … 振る舞いの部分。お家でいうと、エレベーターとか。。
一応、上記の3つを扱うことができればコーダーを名乗ることができます。
それとは反対に、WordPress構築やサーバーの設定のみを扱う人もコーダーを名乗れます。
業務の範囲は制作会社やチームによって様々なのです。
これから勉強する人は勉強する際には、上記の4つのスキルを身につければ間違いないでしょう。
プログラマーとの違い
これはよくある質問です。
これも制作会社や業態によって異なるのですが、わかりやすく例えるならこんな感じです。
- Webサイト制作でソースコードを扱う人は「Webコーダー」
- ITでの開発でソースコードを扱う人は「プログラマー」
そもそもWebサイト制作とITは業態や仕事内容が異なります。
Webサイト制作は見た目を整えるマークアップ言語(HTML/CSS)を多く使用するのに対して、
ITではデータを登録、編集、削除するロジックや計算を記述するプログラミング言語を主に扱います。
ただしWebサイト制作会社でもコーダーを「プログラマー」と称することもあります。
似たような仕事内容でも、どういうものを主体に扱っている会社かによって、呼び方が変わることがあるのが、この業界のややこしいところです。
Webデザイナーとの違い
これもよくある質問です。
WebデザイナーはIllustratorやPhotoshop、XDなどを駆使してデザインをする職種ですが、HTML/CSS、JavaScript、WordPressを習得している人もいます。
コーディングもしているWebデザイナーはWebデザインから勉強を始めた人が多いイメージですね。
そして、仕事の幅を広げるためにコーディングを習得したというのがあるあるパターンです。
こういった方々は、厳密にいうと「Webデザイナー兼コーダー」であり、プロフィールだと長くなってしまうので省きたいところを省いているのでしょう。
逆に、コーダー出身で今はデザイナーとして活躍している方もたくさんいます。
これも場合によりけりですが、コーダーさんのこともWebデザイナーと呼ぶ会社もあったりします。
まぁ、呼び名の範囲は曖昧なので、結局は自分が名乗りたい職種を名乗ることになるんですよね。
Webコーダーのキャリア、収入をあげる2つの道
ここまでコーダーについてのあれこれを散々語ってきましたが、
残念ながらコーディングのスキルをつけただけでは収入は高くなりません。
なので、コーダーになることをゴールに設定すると、仕事に対しての満足度は高くはならないでしょう。
収入をあげる道は、主に3つ。
- コーディングに特化するスペシャリスト
- 仕事の幅を広げるゼネラリスト
- プロジェクトや品質を管理するディレクター・マネージャー
コーディングに特化するスペシャリスト
コーディングの経験や知識が豊富だと、作業スピードや正確性を上げることができます。
これらのスピード感や正確性によって、少ない時間で多くの案件を捌いていくことが可能になればその分収入も高くなります。
ただし、フリーランスという形態だと、継続的に案件を取り続ける必要があるので、ハードワークになりやすいのが難点です。
仕事の幅を広げるゼネラリスト
WebコーダーがWebデザインのスキルを身につけて、デザイン、コーディングを兼任することは多々あります。
こうしてスキルの幅を増やし、ゼネラリストになることでひとつの案件に対する接触範囲が増え、収入増加につながります。
例えば、50万円のプロジェクトをこのような形で分割するとします。
- ディレクション :25万円
- デザイン :12万円
- コーディング :13万円
本来、コーディングさえできればここで13万円の報酬を受けることができます。
ここでデザインとコーディングを兼任するとなると報酬が 12万円+13万円 = 25万円 となります。
少し下品な言い方をすると、「分け前が増える」ということになります。
プロジェクトや品質を管理するディレクター・マネージャー
多くのWeb制作者が行き着く先は「Webディレクター」です。
Webディレクターは、クライアントの要望を適切にプロジェクトチームに伝達し、クライアントにとって最適なWebサイトを作るリーダー的存在。
プロジェクトの進捗管理や品質管理などを行います。
コーダーやデザイナー経験はなくともディレクターになることは可能ですが、一度コーダーやデザイナーを経験したディレクターは知識や経験から、比較的デキる人が多い傾向にあります。
このキャリアはフリーランスも制作会社に勤めた場合でも同様。
制作会社は正式に職を与えられるのですが、フリーランスは仕事量が増えてコーディングやデザインを外注し始めたらいつの間にかディレクター的立ち位置になっていた、なんてことも。
Webコーダーはいわゆる下積みとして考え、柔軟に自分に適した職に適応して行くことが求められます。
まとめ
Webコーダーについてまとめると、
- Webサイト制作の中でソースコードを触る
- プログラマーとの違いは、そもそも業種が違う
- Webデザイナーとの違いはデザインをするかどうか
- キャリアは様々だが、スキルを持っているだけでは稼げない
そして、これから勉強する人へ、
職種について、仕事についてきちんと理解してください。
スキルは職種や仕事について知ったあとでいいのです。
どういう仕事をしている会社に、どういう職種が存在するのか。
未経験の方は、なかなかイメージしづらいかもしれませんが、このあたりをきっちりと抑えておかないと、ぼくみたいな失敗をするはめになります。
これらをしっかりと知った上で、自分には何が出来るのか、何をやりたいのか、きちんと向き合って考えてみることをオススメします。
あなたの今後のキャリアの参考になれば幸いです。
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