え?芥川賞と直木賞の違いも分からないの?【文学賞まとめ】

こんにちは。読書ブロガーのjikuasi(@jikuasi)です。

 

このブログを読んでくださってる方は、本好きな方が多いと思います。

そして本好きの方なら間違いなく毎回チェックする、芥川賞や、直木賞といった、

優れた文学作品に贈られる賞。

 

あの本は受賞したかな?

えー、まさかあの作品が獲るなんて。

そんな声がたくさん聞こえてきます。

 

でも、本好きでない人にとっては、

 

「芥川賞と直木賞って、結局何が違うの?」

 

という疑問が生まれてもおかしくないはず。

そこで今回はこの2つの賞の違いについて、説明していきます。

 

芥川賞 直木賞をあげてるのは誰?

 

まずは共通の事柄から。

 

まずこの2つの賞を運営しているのは、日本文学振興会というところ。

文藝春秋っていう文学雑誌を作っている出版社の中で存在している協会ですね!

 

ちなみにここ、最近有名人のスキャンダルをいち早く掲載する、「文春砲」でおなじみ

週間文春を出してる会社でもあります。

 

芥川賞から、ゲス不倫。

 

同じ出版社でも、扱うジャンルはかなり幅広いんですねー。

 

第1回の受賞は昭和10年(1935年)です。
戦前ですよ。歴史ありますねー。

芥川賞、直木賞、同じタイミングで、よーい、どんと始まりました。

で、各賞とも、その年の上半期、下半期と、それぞれ2回ずつ表彰されます。

 

これ、知ってました?年に2回発表されてるんですよ!

わたしは知りませんでした…

 

実はたまに、「受賞作がなし」というときもあります。

最近では、2011年の上半期の芥川賞が「受賞作なし」となりました。

 

受賞作は話題になるので絶対売れるから、作家も出版業界も得するのに、なしっていうのはもったいないなーと思います。

でもまぁその分、賞の重みが増すから、それはそれでいいのかもね!

 

芥川賞とは

 

雑誌(同人雑誌を含む)に発表された、新進作家による純文学の中・短編作品のなかから、最も優秀な作品に贈られる賞です。

簡単に言えば、純文学作品に与えられるものです。

純文学っていうのは、言い換えると、芸術性が高いもの。

形式美といったものを重んじて、作品そのものの美しさが評価の基準となります。

 

最近の受賞作

156回(2016年下半期)  山下澄人   しんせかい

155回(2016年上半期)   村田沙耶香  コンビニ人間

154回(2015年下半期)   滝口悠生    死んでいない者

154回(2015年下半期)   本谷有希子  異類婚姻譚

153回(2015年上半期)   羽田圭介    スクラップ・アンド・ビルド

153回(2015年上半期)   又吉直樹    火花

152回(2014年下半期)   小野正嗣   九年前の祈り

151回(2014年上半期)   柴崎友香   春の庭

 

近年では、芸人であるピースの又吉先生が芥川賞を受賞して話題になりましたよね。

そのときに同時に受賞した『スクラップ・アンド・ビルド』の羽田啓介さんも、

独特のキャラクターで数多くメディアにも出演されていました。

 

関連記事:芥川賞受賞!『スクラップ・アンド・ビルド』感想(ネタバレなし)羽田圭介

 

最近ではコンビニ人間も話題になりました。

関連記事:芥川賞受賞!『コンビニ人間』村田沙耶香

 

現在の選考委員

 

小川洋子・奥泉光・川上弘美・島田雅彦・髙樹のぶ子

堀江敏幸・宮本輝・村上龍・山田詠美・吉田修一

 

村上龍さんはNHKの『カンブリア宮殿』とかで目にすることも多いですよね。

あの方も実は作家さんなんですよー。

 

直木賞とは

 

新進・中堅作家によるエンターテインメント作品の単行本(長編小説もしくは短編集)のなかから、最も優秀な作品に贈られる賞です

こちらには分かりやすく、エンターテイメント作品と書いてくれていますね。

エンターテイメントなので、「商業性」を重んじています。

=売れる本、すなわち読んでいておもちろい本に贈られる賞です。

 

最近の受賞作

156回(2016年下半期)  恩田睦     蜜蜂と遠雷

155回(2016年上半期)   荻原浩     海の見える理髪店

154回(2015年下半期)   青山文平    つまをめとらば

153回(2015年上半期)   東山彰良    流

152回(2014年下半期)   西加奈子    サラバ!

151回(2014年上半期)   黒川博行    破門

150回(2013年下半期)   朝井まかて   恋歌

150回(2013年下半期)   姫野カオルコ  昭和の犬

149回(2013年上半期)   桜木紫乃    ホテルローヤル

148回(2012年下半期)   安部龍太郎   等伯

148回(2012年下半期)   朝井リョウ   何者

 

海の見える理髪店は良かったなぁ~。

関連記事:『海の見える理髪店』感想・あらすじ(ネタバレなし)荻原浩

 

 

あとは、馴染み深いのはなんといっても『何者』で男性で最年少受賞を成し遂げた朝井リョウさん。

当時若干21歳ですよ!

 

しかもわたし、朝井リョウさんと同い年です。

 

鼻くそほじりながら哲学書と格闘していたとき、彼は直木賞を取ってたんですよ。

 

わたしも取りたかったなー(小並感)

 

『何者』『桐島、部活やめるってよ』が有名ですが、

わたしがあえてオススメしたいのは。コレ。

お腹よじれるくらい笑います。↓

関連記事:『時をかけるゆとり』感想 朝井リョウ

 

現在の選考委員

 

浅田次郎・伊集院静・北方謙三・桐野夏生・髙村薫

林真理子・東野圭吾・宮城谷昌光・宮部みゆき

 

こちらはよく聞く売れっ子作家さんの名前がずらりと並んでいます。

作家さんて、自分の執筆活動だけに命を賭けてる!みたいな勝手なイメージがあったけど、

実はこういうお仕事もされてるんですねぇ…

 

 

ちなみに…

 

本屋大賞とは

 

これは、「本が売れない」出版不況の時代に、なんとか業界を盛り上げようという意思で、

本屋さんの有志で作った賞です。

選考は全て、書店員さんのみで行われます。

書店員の目線から見て、お客様に心からオススメしたい本を決める

というスタンスです。

 

こちらは年に1回の開催。

2004年に始まり、昨年で第13回を迎えています。

 

芥川賞や直木賞とはまた違った目線からの評価なので、

作品の特色も全く違います。

 

普段あまり本を読まない人であれば、いきなり芥川賞作品を読むよりかは、

まず本屋大賞作品を読んだ方が、とっつきやすいしハズレがないのでオススメですよ。

 

関連記事:辞書の作り方とは?『船を編む』感想 三浦しをん

 

 

もひとつちなみに…

 

ノーベル文学賞は?

 

 

はい。文学界の賞といえば、これが頭に浮かぶ人も多いはず。

あの毎年、村上春樹が取り損ねてるやつね。。

ノーベル賞は、アルフレッド・ノーベルさんの名前を取って作られた賞。

1910年に始まりました。歴史すげー

 

ノーベル賞は、物理学賞、科学賞、生理学・医学賞、文学賞、平和賞、経済学賞の6つからなります。

そのうちのひとつが、ノーベル文学賞です。

 

優れた文学を生み出した、作家の作品、及びその活動全体に贈られる賞です。

芥川賞・直木賞は「作品名」が受賞の対象ですが、ノーベル文学賞は「作者」が対象であるところに大きな違いがあります。

 

そして、過去の受賞者には歴史家や、サルトルなどの哲学者も多く名を連ねていましたが、

近年は文学作家に贈られるようになったようです。

 

 

ところがどっこい!

 

去年、ここにきてのまさかのボブ・ディランが受賞ですよ笑

それに電話になかなか出なかったり、

受賞するのかしないか、どっちやねーんみたいな状況だったなか、

もらうんかーいwwwwwww

 

 

まとめ

 

芥川賞 → 純文学作品に贈られる賞

直木賞 → 大衆作品(エンタメ)に贈られる賞

 

ということです。

 

しかし、「純文学とは何か?」とか、「大衆文学と純文学の境目は?」

とかっていうのは、結構難しい議論になるようですね。

 

わたしたちの心が移ろうように、時代とともに解釈も変わりますから。

 

でもこういうことも知っていけば、またこれから本を読むときに

違った側面が見えたりして、より読書が楽しくなるかもしれませんね。

 

 

ということで、芥川賞と直木賞の違いについてでした!

よーい、どくしょっ!

 

※引用箇所は全て日本文学振興会HPより

更新情報、おもしろネタ等ツイート中!
フォローしてくれたらゲロうれしい↓↓

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

jikuasi

じくあし。奈良に生息する手長族。哲学者。 月間30万POアルク収益20万円超の社畜を脱出し、エンジニアの道を進む。ブロガー界一の卓球の腕前。哲学に勤しんだ故の絶妙に無責任かつ奔放な文章力に定評あり。オンラインウクレレ講師業も好評中。 更新情報、おもしろネタ等ツイート中!