『10年後、君に仕事はあるのか』感想・レビュー 藤原和博

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こんにちは。読書ブロガーのjikuasi(@jikuasi)です。

本日ご紹介する一冊はこちら!

 

「10年後の世界はどうなっているのか?」
「不確かな未来を生き抜くためには、どんな力を身につけるべきなのか?」
などの問いに対する答えが本書です。
仕事が消滅していく社会への対処法を藤原先生が伝授します。

2020年代を生き抜くための「雇われる力」とは何か?
高校生に語りかけるスタイルで大人にも問いかける「人生の教科書」決定版。

◎実社会が必要とするのは、常識を疑い仮説を提示できる人材
◎「AI×ロボット技術」と「人間の知恵」の交差点にフロンティアが開ける
◎未来の社会はネット内に建設される

◎稼げる大人になれるかは希少性で決まる
◎キャリアは掛け算で考える
◎「遊び」と「戦略性」があれば仕掛ける人になれる

◎人生はあらかじめ設計できるものではなく偶然から始まる
◎もう歩き始めているか、最初の1段を上り始めたかが大切
◎人生の目標はクレジットを大きくすること
◎1人ひとりが自分の人生をデザインする時代

amazonより引用

 

2冊目の紹介、藤原和博氏の本です。

簡単に著者略歴をおさらい。

1955年東京生まれ。78年東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任後、93年よりヨーロッパ駐在、96年同社フェローとなる。2003年より5年間、都内では義務教育初の民間校長として杉並区立和田中学校校長を務める。08~11年橋下大阪府知事特別顧問。14年武雄市特別顧問、16年春から奈良市立一条高校校長に就任。講演1200回超える人気講師。
講演依頼.comより引用

はい、何を隠そう現在私の母校の校長先生であります。

 

読んでみての感想ですが、間違いなく名著です
高校生に語りかけるような口調で、とても読みやすい。
現在の学校教育の問題点について語られてるので、教師の方にもオススメ!
もちろんビジネスマンも必読の本ですよー!

 

情報処理能力から、情報編集能力へ

 

現在の学校での勉強は、情報の処理能力を高めることばかりに偏っています。

どういうことかというと、すでに正解がある問題に対して取り組むということ。

4つの選択肢が与えられて、「4つのうちどれかは必ず答えですよ~」

 

昔はそれでよかったんです。

いかに早く、正しい答えにたどり着けるか。

つまり、情報処理力とは、”正解”を導く力です。

 

でも、現代の社会ではそれじゃあ通用しなくなってきている。

だって、正解はスマホが簡単に教えてくれるでしょ。

なにか分からないことがあっても、スマホがあれば99%は解決してくれますよ。

 

そもそも「選択肢」とは、社会では「仮説」というように呼ばれます。


社会ではその仮説、つまり選択肢を自分で作り出す能力が求められるんです。

その能力が、「情報編集力」です。

 

 

大事なのは、答えが決まっている問題にばかり取り組むのではなく、

「答えの無い問題」に取り組んで、納得解をいかに導きだせるかとうことです。

 

このブログでもそうです。

例えばこの記事。『10年後、君に仕事はあるのか?』という本を紹介する記事を書くとして、

一番完璧な正解は、本を一言一句漏らさず丸写しすることです。笑

 

まあそれだと色んなところから怒られる羽目になるので、出来ません。てかしません。

 

じゃあわたしはどうするか。

必要な情報だけをいくつか抜粋して、それをうまく組み合わせます。

さらには、これまで得てきた私のなかにある知識とかもフル動員させて、

意見を主張し、「jikuasiが紹介した記事」というオリジナリティを持ったものを造りあげる

 

これが情報の編集力というやつです。

 

もっと言えば、正解(=情報)を得たら、その情報をたくさん集めて、うまく編集をして、

新しい価値を生み出す。

 

インプットしたものを、自分なりに咀嚼してアウトプットする、という感じ。

 

よく言うでしょ?

ちきりんさんもこう主張してます。

インプットだけでは成長しないし、世の中もよくならない。

”アウトプットしてこそ、人間も社会も成長するのだ。

関連記事:社会派ブロガーちきりん本『ゆるく考えよう』

 

情報編集力が鍛えられる遊びとは?

 

 

情報の編集力を鍛えるという点に関しては、遊びの場でも同じことが言えます。

 

ジグソーパズル、ってやったことありますよね?

 

あれも脳を鍛えられる効果はあるようですが、所詮は情報処理能力のみ。

つまり、ジグソーパズルも、答えが最初から与えられているんですね。

 

反対に、編集能力を鍛えるのにうってつけのおもちゃがあります。

それが、レゴ

そうです、あのレゴブロックです。

パッケージに模範作品みたいなのはありますが、

あれはあくまで模範、お手本です。

レゴブロックの真髄は、いかに自分で想像力を働かせて、オリジナルの作品を創造出来るか。

実はレゴって、めちゃめちゃクリエイティブな遊びなんです。

(その意味では、塗り絵をさせるより、お絵かきをさせる方がいいというわけか!)

 

情報の処理力が無いと、ググり方が分からない

 

ここまで、情報の編集力についての重要性を書いてきました。

じゃあ情報の編集力さえあれば、情報の処理力、つまり今までのような学校のインプット中心の勉強はしなくていいのか?

 

もちろんそんなことはありません。

 

このIT化が進んだ世の中、何か知りたいことがあれば、

Googleで検索する(=ググる)ことですぐに情報にたどり着けます。

しかし、ググればいろんな情報は手に入りますが、基礎的学力が無い人は、そもそもの「ググり方」を知りません。

 

たとえば、自分が「知りたい情報」にたどり着くためには

 

 

・どういう言葉で検索をすればいいか

・どういう言葉を複数結びつければいいか

・検索して出てきた膨大なWebページの情報をどう取捨選択するか

・ページの信憑性は高いのか、低いのか

・これはどういう立場の人が書いた意見なのか、反対の立場から書いた記事はないか

・推論で書かれているのか、断定で書かれているのか

 

 

とかとか、様々なことを加味しながら情報をふるいにかける必要があるんですね。

それが、基礎的な学力がない人は出来ない。

 

国語が分からなかったから検索のしようがありませんよね。

 

(ちなみに自分でググろうともしないような人は論外ですよ笑)

だからやっぱり、最低限の情報処理力は学んだうえで、そこから情報編集力をどんどん伸ばしていきましょうねっていうことなんです。

 

1万分の1の人間になれ!

 

そうやって編集力を鍛えていったあと、目指すのは

1万人の内、1人しかいない希少な存在になることです。

 

あなたには、何か趣味がありますか。

 

スポーツでも、釣りでも、読書でも、映画鑑賞でもなんでもいいです。

「映画好き」という方なら、「そこらへんにいる100人とかと比べれば自分が一番映画に詳しい!」

くらいの人は世の中にたくさんいると思います。

 

わたしも卓球ならそのへんの人より絶対上手いです。

ブロガー界では間違いなく1位です。(と勝手に主張してます。笑)

 

とまぁ、どんな分野でもそれなりに頑張ればだれでも

「100人に1人」くらいの人間にはなれるんですね。

で、さらにそこから頑張って、もうひとつ別の分野でも100人に1人の人間になりましょう。

 

そうると、100分の1 × 100分の1 で1万人に1人の人間になれる、というわけです。

 

 

たとえば、あなたが「教師」という職についていたとします。

教師が日本に何人いるのかは分かりませんが、まぁ100人に1人だとする。

さらにあなたが、「卓球」が上手だとする。

なかなかの腕前で、参加者100人の大会で優勝するほどの実力がある。

 

すると、どうでしょう。

 

教師(100分の1) × 卓球(100分の1)

 

で、1万分の1の「卓球の指導が出来る教師」ということになります。

 

卓球部は大抵どこの中学高校にもあるので、重宝されることでしょう。

 

さらにあなたが、「中国語」を喋れたとしますよ?

そうすると、

 

教師(100分の1) × 卓球(100分の1) × 中国語(100分の1)

 

で、100万分の1の、「中国人にも卓球の指導が出来る教師」になれるというわけです。

 

 

 

 

さらに言えば、このそれぞれの要素は、出来るだけかけ離れていた方が良いです。

 

例えば、

政治家 × ニュースキャスター × アラビア語

 

あまりつながりはなさそうに見えますが、それぐらいの方が良いんだと。

実際、これ見て何か思い出しませんか…?

 

 

そう、東京都知事の小池百合子さんです。

彼女は学生時代にアラビア語を学び、エジプトのカイロ大学へ留学し、卒業。

その後ニュースキャスターとなって知名度を上げた後、

政治の世界に入ることになる。

 

さらには防衛大臣、環境大臣とキャリアを登っていき、

そして60歳を過ぎて、天下の東京のトップですよ。

すさまじいですね…。。

 

この本はなにも、「小池さんになれ」と言っているわけではもちろんなくて、

そのようにしてキャリアを掛け合わせていくことで、

自分という人材の希少価値を高めていこうよ、ということを主張しています。

 

自分自身をレアカード化していくというわけですね。

強い強いドラゴンになろうぜ。

いつまでもそのへんにいるゴブリンじゃだめなんだぜ、と。

 

こちらの本で、ドラゴンのなり方がより詳しく語られていますので、よかったらどうぞ。

関連記事:キンコン西野オススメ!藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

 

まとめ

 

このように強みを掛け合わせて、自分という人間の価値を高めていくことが、たくさんの仕事が

機械に奪われるであろう将来でも、仕事にあぶれることなく生きていける方法なんです。

 

で、そのためには情報を処理出来る能力だけでは絶対に無理で、

情報の編集力をガンガン鍛えていかないといけない、

 

というお話でした。

 

長くなってしまいましたが、まだまだ色んなタメになるお話が盛りだくさんなので、

ぜひ読んでみることをオススメします。

よーい、どくしょっ!

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

jikuasi

奈良に生息する手長族。哲学者。 月間30万POアルク収益20万円超の社畜営業ブロガー。年間100冊の読書量を持ちたい。ブロガー界一の卓球の腕前。趣味は楽器演奏と耳かき。特技は目を二重にすること。