こんにちは!
未経験からエンジニアに転職した、じくあし(@jikuasi)です。
ぼくは新卒から営業職でしたが、28歳で退職して未経験の状態からIT業界に転職を果たしました。
現在は運良く大阪のWeb系の自社開発企業さんにて、PHPとLaravelをメインで使う仕事に関わらせてもらってます。
この記事では、SES→Web系という多くの人が通るであろうルートの最初の壁である、「SESからの退職」をいかにしてやったかをお伝えします。
目次
※追記 2020年7月現在
この記事を書いたのは2019年2月。
そこから状況はがらりと変わりました。
エンジニアですらないです。笑
本記事は、SESという働き方から脱却すべく奮闘している方に参考になることは間違いありません。
もし最後まで読んでみて、その後筆者がどうなったのかを知りたい方は、こちらの私の失敗談noteを合わせて読んでみてください。
より確実に、失敗しないキャリアが歩めますよ。笑
https://note.com/jikuasi/n/n7f0eefa75956
未経験者がまず最初に入る会社の多くはSES
ぼくが未経験の状態から最初に開発職として入った会社が、SESという契約形態をメインの事業としたいわゆるSIer企業でした。
そこで7ヶ月間のお茶出しエンジニア経験をした後、初めて客先の案件に出ることになりました。
しかしそこで待っていたのは、プログラミングのプの字も出てこない、淡々とした作業のみ。
このままいても何のスキルアップにもならないし、別の案件に入れても状況が好転することはなさそう…
ということで、3ヶ月間勤務して次の契約更新をせず、そのまま退職させてもらうことになりました。
しかしやはり他のSES勤務者から多く聞くのが、
などといった問題でなかなか次のステップに進めないと思っていませんか?
そんなあなたに、ぼくが退職する為に実際に取った具体的な行動をお伝えします
退職代行なんていうサービスも巷にはありますが、出来ればそういうのは使いたくないですもんね。
1.とにかく早めに所属会社の担当営業に気持ちを伝える
まず声を大にして言いたいのが、自分の中で辞めたい気持ちが出てきてる時点で、それをいち早く伝えることです。
自分の中で悶々と思っていたって、誰かが気付いてくれるなんてことはありえないし、状況が良くなることはありません。
ちょっと思ってる段階で、言っちゃえばいいんですよ。
もちろん客先の現場のリーダーとかには言わなくてもいいですからね。
契約は会社対会社なので、所属会社のあなたの担当の営業さんとかにお話ししましょう。何ならメールやLINEで伝えるだけでもいいです。
気持ちを言うだけで怒られたりはしません。
怒られるとしたら、契約更新のギリギリのタイミングになって「辞めたい」と言うことです。
まあ法律上でも「1ヶ月前までに申し出ればオッケーだよ」
とはなっているものの、やはり次の補充人員を確保したりするのは営業さんの仕事なので、契約更新ギリギリで言うと迷惑をかけることには変わりありません。
(ちなみに僕も業種は違うけど派遣会社の営業さんだったので、営業さんの気持ちは死ぬほど分かります笑)
「更新の1ヶ月前までに言えばいいから、それまでは営業さんに言うのは待っとこう」
とか考えないでください。すぐ言うて。今すぐ。
みたいなね。早めに言お。大丈夫、言論の自由は全国民が持っている権利です。
2.退職するんだという意思を固めて、それを強く持つ
で、その気持ちを伝える時に大事なのは、
「辞めるんだ」という気持ちを強く持つことです。
まだ悩んでるんならいいですよ。
でも、悩んだ結果、やはり辞めたいっていう結論が出たなら、もうその気持ちに嘘をつかずに堂々と進みましょう。
恋人に別れ話を切り出されて、
「だって、あいつのことが好きになっちゃったんだもん。しょうがないじゃん。」
みたいなやつです。
人間、気持ちに嘘はつけません。いや、ついちゃダメなんです。
ここで絶対に避けないといけないのが、丁寧に言い過ぎて、遠回しな表現になっちゃって伝わらない、という事態。
〜後日〜
え、あれガチだったんですか?もう先方と契約更新の書類交わしちゃいましたよ!
営業さんは結構ノリと勢いで押し切ろうとしがちです。笑
また、はっきりしない表現をしてしまうと、営業さんにとって都合の良い解釈をされてしまうというケースも。
はっきりと、
と言っちゃいましょう。
3.それを実現する為に転職活動を堂々と進める
営業さんに気持ちと意思をしっかり伝えよう、とここまでお話ししてきました。
ただ、そこで営業さんから帰ってくる答えは、100%
です。
そりゃそうです。だって、あなたが商品なんだもん。
商品がいなくなれば売上は減るんだもん。なんとかして1ヶ月でも多く踏みとどまらせようと、
あの手この手を使って、手を変え品を変え、あなたを説得してきます。
僕もいろんなこと言われましたよ。
【常駐先&所属の上位の上位の担当から引き留められた言葉】
✅仮に内定出ても苦労するよ
✅あと3ヶ月留まって土台を身に付けた方がいい
✅3ヶ月と半年では職歴に雲泥の差が出る
✅失敗した人もいるよ
✅web系のフリーを目指しても仕事は続かないよ
分かるよ。うん。
分かるんだけど…響かん…— じくあし💻SESから脱出🏃♂️💨 (@jikuasi) 2018年11月20日
けっ!知るかっ!
と思える人ならいいんですが、やはり色々なことを言われると、気持ちが揺れ動いてきたりもします。
あともう一回だけ更新しとこうかな、、とか。
そうなったら営業の思う壺です。笑
そうならない為にも、退職を決意したのならもうその瞬間から転職活動を進めましょう。
wantedlyやfind job!等のIT系の求人情報が掲載されているサービスに速攻で登録です。
1年以上のキャリアがあるのなら、フリーランスのエージェントへの登録も必須だと思います。
大阪ならポテパンフリーランスは登録しといた方が良いでしょう。
転職サービスをとことん利用し、面接にも多く足を運ぶことで、あなた自身の気持ちを次のステップへどんどんと向けていきましょ!
で、それもこそこそせずに堂々とやりましょう。
とか言っちゃった方が、よりあなたの真剣さが営業さんに伝わります。
退職の手続きは実はそこまで消耗しない
普段、あなたが客先の現場に出ているなら、所属会社の営業さんはおろか、その他の社員とも会う機会って滅多にないですよね。
でも、辞めるとなったら、結構気まずいでしょ。
研修してくれた先輩とか、かつて同じ仕事をした同期とか。
ぼくも同じ気持ちでした。
でも、実際に勤務最終日に所属会社に手続きに行ったけど、その時に会ったのは事務の子と、その時事務所に残ってたほんの数人だけ。
別に事務所のメンバーや社長に向かって挨拶をすることもなく、淡々と書類書いてハンコ押して保険証返して終わりました。
(あ、保険証は忘れたので翌日郵送しました。笑)
そしてなんなら営業さんとも会うことなく、スーッと退職手続きを済ませられました。
色々と精神的に疲弊もしてたんですが、全部が取り越し苦労に終わったので、とても良かったなと。
これはあくまでぼくのケースなので一概には言えませんが、あなたが退職を控えているとしても、そこまで気にする必要はないかなと思います。
まとめ:早めに伝えて意思を固めて、サクッと退職しましょう
今回の話をまとめると、
- 退職を考えた時点で早めに伝える
- 気持ちが固まったらはっきりと伝える
- 説得されてもブレずに、淡々と次への準備を進める
ということです。
ちなみにぼくは、SES・SIerが総じて悪だ!とまでは思っていません。
その人それぞれのステージや考え方によっては、SESを選んだ方が良い状況も普通にあります。
ただ、辞めたいんだけどなかなか辞められないという人のお話もよく聞くので、今回はぼくの体験談をもとにお伝えさせてもらいました。
ちなみに、SESへの勤務中から行なっていた、具体的なWeb系企業への転職準備に関しては、こちらの記事で詳しく書いています。
ぜひ合わせて参考にしてみてくださいね!
※冒頭の追記でお知らせしました、ぼくのその後につきましては、こちらの記事で読めますので、
ぜひとも参考にしてくださいませ!
https://note.com/jikuasi/n/n15c63dbb6eac