夢の週3リモート勤務に参画!でも結局は週5勤務になってしまった話

こんにちは!フリーランスでWebサイト制作している、ぴろきんちょす(@pirokinchos)です。

 

今回は

あなた
週3勤務って憧れだよね!
あなた
「自由な働き方」をしたい!
あなた
フリーランスって本当に自由なのかな?

 

このような疑問や希望をお持ちのあなたのために、少し耳が痛くなるようなお話。
「週3勤務」で契約したのに結局「週5勤務」になってしまった実体験をご紹介します。

 

継続した収入を得られる「常駐案件」。フルリモートで週3勤務の企業に受かる。


ぴろきんちょす
フリーランスになったとはいえ、安定した収入が欲しいな…

 

そう思い始めたぼくは、「フリーランスエージェントZ(仮名)」に登録し、参画できるプロジェクトがないか探していました。

そこでエージェントZの社員と連絡を取り合い、「企業X(仮名)」との面談をすることになりました。
企業Xが提示した条件はこちら。

  • 週3勤務
  • 月18万円(週5換算30万円)
  • Webサイトのコーディング業務
  • フルリモート
  • 納期を守れば勤務時間の指定なし

 

めちゃくちゃ好条件だと思い、常駐参画を決めました。

 

企業Xの方も是非働いて欲しいとのことで承諾。

 

お互いに納得して「再委任契約」という形でスタートしました。

 

ぴろきんちょす
週3勤務でフルリモート業務はなかなか無かったので、当時は受かって嬉しかったです。

 

企業のチームとして働く常駐案件についても言及しているので一度読んで見てください。

確実に仕事が獲れる!Web制作フリーランスの案件獲得5つの手法

2ヶ月目にして早々「時間外勤務」が発生する可能性を打診された。

1ヶ月目はきちんと週3勤務。
慣れるまでということで軽微な修正と2〜3ページ程度の簡単なコーディングといった形でした。

 

自分もクライアントを抱えているので、週3の時間以外はクライアントの時間に当てていました。

 

1ヶ月目が終了する時に企業Xの担当者から連絡が。

 

企業X担当者
この1ヶ月間の所感と、次月の稼働について面談しましょう。

 

そこで面談。面談の中でこう言われました。

 

企業X担当者
次月は少し稼働時間を超える可能性がありますが、よろしいでしょうか?

 

僕は「少し超える程度」であるのと同時に、週3の契約でも超過時間分の料金をいただけるとのことなので、承諾。

 

ここから歯車が狂い始めたのです…。

 

ぴろきんちょす
この後、あんなことになるなら安請負しないほうがよかったと反省しております。

他のコーダーの巻き取り。ディレクションができていない案件。急ぎの修正。


面談をした二日後、Slackで企業Xの担当者がぼくにこんなことを言い始めました。

 

企業X担当者
他のコーダーさんが多忙で修正が追いついていません。
業務を巻き取っていただいてもいいですか?

 

こちらも、「修正」とのことで承諾。サイトのサーバー情報などをいただき、作業を開始することに。

 

ここでひとつ、おかしな点が。

 

ぴろきんちょす
このサイト、全くできてないやん…!

 

ぼくは、サイトが仕上がってきてラストスパートのところで修正をお願いされたと思っていましたが、そうではない…みたいです…。

恐る恐る修正表のスプレッドシートを見ると大小の「修正」が50行に渡って羅列されていました

 

「〇〇ページ追加」や「機能追加」などといった大きな作業も…。それ修正じゃなくない…?
しかも、そのページにはデザインが用意されておらず、画像素材も仮の状態でした。

 

いわゆる「炎上案件」にぼくは巻き込まれてしまったのです。

 

さらに!企業X担当者はぼくにこう言いました。

 

企業X担当者
この案件納期遅れているので、修正は3日後の午前中まででお願いします。

流石にこれは無理だと思い、1日伸ばしてもらうことに。

朝から晩まで休憩もほどほどに作業をしているとまたおかしな点が。

修正表のスプレッドシートにさらに10個ほど修正が追加されていたのです。

 

企業X担当者に修正を追加されると間に合うものも間に合わない旨を伝えましたが、修正を追加したのは企業X担当者ではないとのこと。

 

その謎を紐解いていくと、その案件は二次請けで、一次受けの企業が遠慮なく修正を追加していっていたのです。

 

つまり、この炎上の元となったのは一次請け企業のディレクションの甘さによるものだったのです。

 

さらにこの一次請け企業の担当者があたかも自分が間違っていないような態度をとる高圧的で傲慢な為人でした。

 

最終的に修正表は150行まで膨れ上がり、全てが「急ぎの修正」や「優先度高」に設定されていました。

 

結局、その案件に時間を取られ、その1ヶ月間は150時間分(ほぼ週5勤務)働いたことに。

 

無事、本番反映・納品できたものの、結局週5勤務に。
なんだかモヤモヤする1ヶ月間でした。

 

この案件をまとめると

  • 「修正」のなかに「ページ追加」や「機能追加」が含まれている
  • 全ての修正のステータスが「優先度高」
  • 修正完了のスケジュールを出しても大量の修正を追加されるのでスケジュールの意味がない
  • 一次請けがディレクションできていないくせに高圧的

 

ここで二次請けはあまり良くないと実感しました。

 

他の業務もあった為、早起きして遅くまで作業といった多忙スケジュール。

 

こんな案件がこれからも続いていくのかと失望に変わり、エージェントZにSOSを。

結果、ぼくは企業Xから離脱することにしました。

 

ぴろきんちょす
忙しいだけならまだしも、理不尽な作業量とスケジュールを組まれるのは困りました。

 

Web制作下請け現場の苦悩についても記事にしているのでぜひ見てください。

【Web制作業界の闇】Web制作下請け現場のデメリット5選

エージェントを通してよかったこと


先に述べたような炎上案件、もしエージェントを通していなかったら…と考えるだけでゾッとします。

 

エージェントを通さずに業務をしていた場合、以下のような問題が考えられます。

 

  • 固定の報酬(修正の追加もそこに含まれる)
  • 言いにくい企業に対する不満を伝える術がない
  • 炎上から逃げられない

 

これらをエージェントを通すことによって回避、相談することができたのは本当によかったと思います。

 

エージェントを通して後悔した部分は、強いていうならエージェントの「甘い誘惑」です。

 

エージェントは週3フルリモートなどといった、いわゆる「理想の働き方」を提示することがあります。

 

それが実現できるのは、きちんとした企業と個人のみです。

 

今回は企業Xの力が弱かったために二次請けの仕事をとり、かつ高圧的な態度に屈する形になってしまいました。

 

そして自分の力が弱かったために断ることもできず、言いなりになってしまいました。

 

ぴろきんちょす
個人だと弱い立場でも、エージェントを通すことで意見が反映されるので、エージェントを利用することをお勧めします。

まとめ


今回の話をまとめると

  1. 「週3リモート勤務」という理想的な働き方ができる案件に参画
  2. 炎上案件に放り込まれ、結局週5勤務に
  3. 結局、参画した企業から離脱することに

といった形になりました。

 

期待や理想が膨らむにつれて、失望が増えていくので、過度な期待はしないように気をつけていきましょう。

 

そもそもこの世の中から炎上案件がなくなるといいなと願っております。

 

直請けの際に炎上案件を回避する方法も記事にしていますのでご覧ください!

もう辛い思いはしたくない…。フリーランスWeb制作で炎上案件を回避する3つの方法

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

楽しいフリーランスライフにしましょう!

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