こんにちは、じくあしです。
年末年始休みが終わる1月6日に、退職代行サービスを予約している人がめちゃくちゃ多いみたいですね。
こちらのニュースが話題になってました。
退職代行サービスを利用することに関しては、様々な反対意見があると思います。
結論から言うと、現時点ではぼくは退職代行サービスについては賛成です。
なぜなら退職者本人にとっても、社会全体にとってもメリットがたくさんあるから。
退職代行サービスを使うことでのメリット
利用者自身の精神的負担を極限まで減らせる
真面目な人であればあるほど、「会社を辞める」ということに対して、自分に負い目を感じてしまいます。
ぼくだってそうです。
ぼくはこれまでに4回の転職をしてますが、転職の際のやりとりのなかで、
なんて思ったことはありません。絶対色んなことを言われてるだろうし。手続きとかも面倒だし、
なによりも、「退職をする」ということを告げてから、実際に最終の出勤日まで仕事に行く、というのが死ぬほど辛いんですよね。
ましてや退職代行なんて利用した日には、
「あいつはロクな挨拶もせず、代行サービスなんてものを利用して辞めやがった」
と思われることは必至です。
正直、ホント辛いと思います。
でも、そんなこと思われたって関係ないんですよね。
なぜならあなたが劣悪な環境、精神的に辛く追い込まれている環境から抜け出すことが最優先だから。
社会からブラック企業が淘汰されていく
退職代行サービスが増える理由のひとつでもあり、同時にサービスが存在することの社会的メリットでもあるのがこれ。
ブラック企業が減る、ということ。
たとえばとあるブラックな企業で、社員のひとりが退職代行で抜けたとします。
すると、
「よし!残る社員でより一致団結だ!」
なんてなるわけなく、ひとりひとりの仕事量が増えるだけ。
もしくは新しく採用するだけ。(どうせなかなか人は採れないし、採れても続かない)
なので、結局残る社員のブラック度合いが増すばかりになるでしょう。
そうなればきっと、残っている社員も抜け出そうと、退職代行を利用する人が増える。
そして企業側はとしては、人が辞めていく、ということだけでなく、
「退職代行サービスを利用して人が辞めていく」という実態に直面せずにはいられません。
だって社員が次々に、自分の口で告げることなく退職していくんですよ。
これを異常だと思わない会社はもう早く潰れた方が社会の為です。
異常だと気づけば、社内の体制の変革が始まるでしょう。
それでも会社が変わらなければ、ブラック企業は人が採れずに、淘汰されていく。
という流れになると思うんですね。
退職代行というサービスについての否定的な声があるのは重々承知です。
「いい大人なんだから、自分の口で「辞めます」って言えよ。それも出来ないなんて、どうしようもない、くだらない人間だ。」
っていう意見が大多数です。
でもそれすらも出来ない。
自分の口で「辞めます」と伝えることがどれほど精神的にしんどいことか。
そんな状況に追い込んだのは、雇っている会社側ですよ。会社に問題があるんですよ。
上司に意見を言いづらい。周りに相談出来る人がいない。
それは本人が悪いことではないです。環境が悪い。
もしあなたが本当にどうしようもない人間なら、退職の言葉を伝えるかどうかで悩んだりなんかしないはずです。
もうシンプルにバックレてますよ。
それをせずに、サービス業者にちゃんと数万円のお金を払ってまで、きっちり退職の意思を伝えようと考えているんだから、立派ですよ。
真面目なあなただから悩むんです。
退職代行についてSNS世代は直接言うことに慣れてないとか無責任的な話をしていたけど違うんじゃボケ辞めるって言わせないよう圧かけたり力でねじ伏せようとする奴がいるから言えないんだよ。無責任だったらとっくにメールで退職言うわ
— みなも (@u0nePorlwkuObrS) November 27, 2018
もうひとつ連休明けに多いのが人身事故
ぼくも8年間ほど会社員をやっているので、この連休が終わって仕事に行く日の辛い気持ちを、何十回と味わってきています。
それと同じように、何十回も直面していること、それが「通勤電車での人身事故」です。
人によっては、
「仕事初めだってのに、朝から迷惑だなちくしょう。」
みたいに思うかもしれません。
ぼくは、毎回この人身事故のアナウンスを聞くたび、胸が締め付けられる思いになります。
なぜ、「自ら命を絶つ」という決断に至ってしまったのか。
どうしてそこまで追い詰められる必要があったのか。
助けを求められる誰かは居なかったのか。
他に逃げる道はなかったのか。
日本人の年間の自殺者は2万人を有に超えています。毎年2万人ですよ。
毎日毎日、54人もの方が命を落としてるんです。
その全ての要因が仕事の問題というわけではないですが、これだけ多くの人が自らの手で人生を終わらせてしまっているという現実には、目を向けなければいけません。
かけがえのないあなたという人間が居なくなることで、悲しむ人がどれだけいることか。
それを考えたら、退職代行を使ってでも、逃げたほうがいいに決まってます。
自殺なんて、絶対にしちゃいけない。
まとめ
ぼくは退職代行サービスだなんてものがあることが異常だと思っています。
でも、その状況はすぐには変えられない。
どうせならこのサービスを悩み苦しむ全ての人が利用して、この世からブラックな企業がなくなり、
健全な社会になる。
そうして、退職代行サービスがなくなればいい。そう思っています。
ぜひ、思い詰める前に、退職代行というサービスの利用について考えてみてください。