IT未経験者でも!ネットワークエンジニアでIT業界デビュー!

こんにちは。ブロガーのじくあし(@jikuasi)です。

5年半勤めていた営業職を辞め、全くの未経験からネットワークの運用・保守のお仕事に就きました。

そして、辞めました。笑

今回はそのネットワークのお仕事が、どんなものだったのか、ごくごく簡単にゆるっとお伝え致します!

 

ネットワーク運用・保守のお仕事とは

 

この「ネットワーク運用・保守」っていうのは結構まるっとした括りなので、企業や案件によって微妙に内容は変わってきたりします。

簡単に言えば、今使われているネットワークでトラブルが起きたら対処をするっていうお仕事です。

 

実際にぼくが行っていた仕事をご紹介します。

 

  • 職場   :誰もが知ってる某大手キャリアA社
  • 勤務形態 :派遣
  • 勤務地  :大阪市内
  • 給与   :時給1800円

 

はい。で、法人向けにネットワーク回線のサービスを提供しているわけです。

ネットワークというとWi-Fiとかをイメージされるかと思いますが、今回はそういう話ではないです。

 

難しく言うと「VPN」、簡単に言うと、「拠点と拠点の間の通信」です。

 

例えば、「じくあしコーポレーション」で奈良支店と東京支店があるとします。

で、そこで扱う情報の【顧客リスト】をインターネット上で奈良からも東京からも見られるようにしたい。

でも、実はインターネットには危険がいっぱいです。ハッカーだっているし、コンピュータウイルスもいる。

かといって、紙のファイルで管理するわけにもいかない。

 

というわけでどうするかと言うと、[奈良支店] と [東京支店] の間のみを結ぶ専用のインターネット回線を作っちゃうんです!

これなら情報を安全に支店同士でやり取りが出来ます。

で、その専用の線を作るためにお金を頂きますよ、っていうサービス。

 

かなりシンプル化して説明するとこんな感じ。

で、その専用の回線の中でトラブルがあったときに対処するのが、「ネットワーク運用・保守」です。

 

 

通信ネットワークっていうのは、ひとつPCを繋げているだけでも、たくさんの機器がいくつも繋がって構成されています。

「ルーター」とか、「スイッチ」とか聞いたことあるでしょ。そういうやつ。

その中でも、「この機器は利用してる会社の持ち物で~」「その後ろのケーブルは通信事業者のもので~」とかの、保守区分っていうのがあります。

 

要は、ウチの会社が提供してる範囲を見て、故障とかがあったら、「ごめんな」って言って直しにいく。

故障がなければ、「ケーブル抜けてるんじゃね?」くらいのことを言って終わり。

 

そんな感じです。

 

では、より具体的にやっていた業務の内容を見ていきましょう。

 

監視アラームが上がったものへの対応

 

実際の現場では、

 

  • アラーム対応
  • 電話申告対応

 

の2つに分かれていました。

まずアラームの方。

 

こちらは主に「Pingを使っての死活監視」というものを行っています。

お客様の会社にA社が提供したルーターとか、ネットワークの端っこに置く機器(終端装置とかっていいます)に、A社のサーバーから「Ping」と呼ばれる信号を常に送って疎通が途絶えないかの監視をしています。

で、Pingが途絶えたら、通信が途切れたってことで、「ピーッ!!ピーッ!!」っていうアラームが鳴り響きます。

 

 

めっちゃ分かりやすく例えると、お客様の機器に10秒ごとに「ぴ」っていうメールを送り続けてるみたいなイメージですね。

で、そのメールがエラーで返ってきたら、届いてないって分かる。

<通常時>

 

<通信異常時>

 

でこのアラームの知らせによって、お客様企業に、「通信途切れてまっせ!」って教えてあげる。と同時に、ネットワーク回線の

どこが?

いつから?

どのように?

通信断があるのかを調べて、原因を探っていく、というお仕事です。

 

ときにはお客様企業に置いてあるルーターを遠隔で捜査して、ログを解析したりします。

 

 

 

この画像はまた違いますが、プログラミングで使うターミナルやコマンドプロンプトといったものに似ています。コマンドを打ちこんで、いつ機器が再起動をしたかとか、インターフェース(差し込み口)の状態はどうなっているとか。

そいういった情報を頼りに、障害箇所を切り分けていくんですね。

 

むずかしそうに見えるでしょ?それがね~、

 

じくあし
むずかしかったよ…  泣

 

はい。笑

最初はやはりね。黒い画面に意味の分からない英数字の羅列がぶぅわぁ!ってあるなかで上司の人に

「error」ないよね?

 

とか言われるんです。いや見つけられねーっ!!汗

 

という感じでした。まぁ最初は誰でもそうです。

でも表示される画面自体はそう毎回違うこともないので、慣れれば出てくる場所も感覚的に分かってきます。

 

このように障害を切り分けていって、A社の回線区間に故障とか異常がなければ、おそらくお客様んとこに置いてるルーターとかの線が抜けかけてたりする、っていうオチが多いですね。

もしA社の回線区間内、もしくはA社がレンタルしている機器で被疑があれば、修理班を手配する。

っていうのが流れ。

 

電話申告対応窓口の場合

続いて電話対応の窓口。

こちらも先ほどと大きくは変わりません。

 

お客様から通信が使えないという申告のお電話が来るので、それに対応。

 

お客さん
なんかインターネットが全然繋がらないんだけど。
じくあし

いつからですか?

通信断ですか?通信遅延ですか?

どのページですか?

現在も継続中ですか?

 

というように内容を聞いて、あとは同様に障害の箇所を切り分けて調べていく、という流れです。

 

アラームと違うのは、電話窓口なんで関係ない連絡も来るという点ですね。

明らかにお客様の側の問題なのに、「そちらで何か原因がないか調べてくれ」っていう依頼だったり、

社内のSEからの連絡だったり。

社内SE
開通の設定を間違えちゃったから緊急でこの回線シャットダウンして!
じくあし
ええ…

 

みたいなやりとりも結構多い。

まあこれはこれで勉強になるのでいいんですけどね。

 

ネットワーク運用・保守はラク!?

 

で、みなさんが知りたいのは、「実際のところやってみてどうだったのさ!?」ってことだと思います。

 

正直に言います。

 

じくあし
ラクです!

 

はい、楽勝です。未経験の人でも余裕で出来ます。その上実労働時間がクソ短い!

その理由を以下でお伝えします。

 

障害や故障がなければすることがない

 

基本的には、アラームが上がるにせよ、電話での申告にせよ、お客様がなんらかの通信障害がなければ、こちらから特にすることはありません。

仕事のきっかけを作るのは、お客様が通信機器をいじったりだとか、自然災害で電線が切れたとか、そういう事象です。

なので、ぼくたち窓口の人間がなにか能動的にすることっていうのはないです。

 

たしかに大雪の日、台風の日、あとは事務所が新しく出来たり、閉鎖したりする時期などは対応する数が多いので、当然忙しくなります。

でもそうでないときは比較的楽勝です。

(まあもちろんぼくが研修中なので出来ることが少ないというのはありますが…)

 

お正月に夜勤したときなんかは、4時間まるまる何も仕事をしてないときがありました。笑

何してたかというと、記事構想を練ったり、寝たり。笑 まぁ夜中なんで。

何にもしてなくてももちろん時給は発生しています。時給1800円×深夜手当。

4時間ぼーっとしてて1万円近く貰ってたことになりますね。笑

 

もちろんそれは稀なケースですが、平日の昼間でも適度に何もない時間はあります。常にPCの前に張り付いて、いっときたりとも離れちゃだめだ!なんてことは全然ありません。

大きな障害が起こったときはそりゃ忙しいですけどね。メリハリがかなりあるという感じです。

 

対応する範囲がきっちり決まっているので、必要以上のことをしなくてよい

 

あとは故障や障害の対応においてです。

障害が起きたら、回線を調査して、どこの区間で故障が起きてるのかを切り分ける、と言ってきました。

で、自分とこの会社に原因がないと分かれば、それ以上は特に何か追加で対応をする必要はありません。いや、むしろ出来ません。

 

なので、自分のところで原因がないことが分かれば

「あとはそちらで勝手に調べてくださーい」

ってことになって、対応終了です。冷たいように感じますが、まぁその通りなんですよね。

 

で、調べるツールとかも決まったものを使うのみです

日々細かいアップデートやルールの微調整はありますが、毎日やっていれば新しく覚えることはそうそう多くはありません。

プログラマーとかは日々勉強してどんどん新しい知識を積んでいかなければなりませんが、運用・保守はそこまで求められませんね。

 

なので最初に覚えることは多いですが、それさえ頭に入ってしまえばあとはその知識を繰り返し使っていくだけです。

 

まとめ

 

まとめると、こんな感じ

 

  • お客様のネットワーク通信でトラブルが起きたときに原因を調べるお仕事
  • トラブルが起きなければ何もすることはない
  • 最初に覚えることを覚えてしまえばあとはそれの繰り返し

 

もちろんネットワーク通信は24時間動いてるので、夜勤の勤務も出てきますが、苦にならない方であれば問題ないかと。

 

 

  • 全くの未経験だけどIT業界で働きたい!
  • 日々勉強していくほどの意識は高くない!
  • なおかつ給料の高い仕事に就きたい!

 

という方にはぴったりだと思います。

ちなみにぼくはリクルートITスタッフィングさんに登録してこの仕事を紹介してもらいました。

単価の交渉もしてくれるし、日々の相談とかも力になってくれます。

ぼくが開発を目指す為に退職を切りだしたときも、とても快く応じてくれて、今も応援してもらっています。

オススメのエージェントです。

未経験でエンジニア転職ならリクルートスタッフィングがオススメな3つの理由

2017.08.20

 

難しそうなイメージのあるIT業界ですが、怖くありません。

そろそろ今の仕事に疲れてきたあなた。ネットワーク運用からITに入るのも、悪くありませんよ。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

jikuasi

じくあし。アラサーで結婚が決まった瞬間に5年半務めた営業職を辞める。IT系の道に進み、派遣ネットワーク運用保守、SES、Web系ベンチャーと渡り歩き、Webディレクター。 生息地は奈良。哲学に勤しんだ故の絶妙に無責任かつ奔放な文章力に定評あり。ゴーストライター出版2冊。 ウクレレ講師YouTuberとしても活躍中で、オンラインレッスンが大好評。 ◆ポートフォリオはこちら wakatsuki-portfolio.herokuapp.com ◆ウクレレレッスン・ライティング・動画編集等お仕事のご依頼はこちら https://honnyomu.com/otoi-awase 更新情報、役立つ情報ツイート中!