こんにちは!未経験からIT業界に転職したブロガーのじくあし(@jikuasi)です。
今、転職分野のなかでももっとも熱いITエンジニア業界。
ぼくは文系出身、IT関係は全くの未経験です。
が、現在のITエンジニアが圧倒的に不足している状況や、高待遇でありながら学習コストがありえなく低いといった点を考慮し、
と一念発起。結婚を視野に入れ、パートナーとの同棲をはじめると同時に、退職。
派遣会社に登録をして、まずは派遣で、エンジニアとしてのキャリアをスタートしたわけであります。
そして将来はエンジニアとしてフリーランスになるべく、日々スキルを蓄えています。
この記事では、
- エンジニアを目指す際にまず「派遣」という働き方を選ぶべき理由
- 必ず登録をオススメする4つの派遣会社について
の2点についてお話していきます。
目次
先に結論!登録すべき派遣会社ランキング!
なぜ派遣?エンジニアに転職する際に派遣社員を選ぶ理由
「派遣」は決して悪いものではない
どうしても世間一般の印象としては、「派遣社員」と聞くとネガティブなイメージを抱きがちです。
待遇が悪いんじゃない?
いきなり仕事がなくなったりしない?
答えはすべて「ノー」です。
- エンジニア派遣は給与が高い
- 待遇は正社員と対して変わらない。
- ちゃんと雇用契約を交わすので、仕事がなくなればその分の手当てももらえる
給与については後述します。
待遇は、別に正社員と変わりません。社会保険だって加入するし、有給もある。
違うといえば、ボーナスがないのと、交通費が実費ってことくらいです。
でも、正社員のボーナスなんてどうせ大手勤務とかでもなけりゃすずめの涙程度でしょ?
それに今貰ってるからといって同じ額をずっと貰い続けられる保証はどこにもありません。
交通費も、派遣先近くに住めば済む話。(ぼくは2万以上自腹きって通ってますけどね。)
僕はそれらを差し引いても派遣の方が高給になりました。
そして一時期話題になった”ハケン切り”というやつも、本来はがっつり労働基準法違反ですから。安心して働けます。
このへんのことについては、別の記事で詳しく解説してますので不安な方はどうぞ。
意外!?エンジニア派遣なら正社員より給与が高い
やはりどうしても「派遣=薄給」という印象があるかと思いますが、エンジニアに関してはその限りではありません。
日経プレジデントさんが出してる情報によると、全国の派遣エンジニアの平均時給は2,031円です。
PRESIDENT Onlineより引用
これも2015年12月のデータですから、これよりもさらに上昇してるのは間違いないです。
確かにその通りです。
ですが僕自身、未経験&ド素人で大阪での派遣の仕事が決まりましたが、時給1,800円です。
月に8時間労働で月21日稼動すると考えると、普通に月給30万超えてますからね。ワロタw
未経験で始めて正社員でこれだけもらえることって、まずありません。
ぼくが新卒から5年半勤めた正社員の仕事より余裕で越えてますw
って話。
まぁもちろんここから社会保険は引きます。
さらにぼくの場合は奈良から通勤することになるので、交通費2万円ちょっとを自腹。
それを差し引いた手取りでも、前職より5,6万はアップしますからね。前職クソかよ。笑
少なくとも、20代から30代半ばくらいの人なら、派遣エンジニアの方が給与が高いということは十分あり得ます。
サービス残業なし!責任もなし!トラブルはエージェントが介入して対処してくれる!
派遣という働き方は、あくまで1時間ごとの単価で動いてますので、働いた分はきっちりお給料として反映されます。
正社員の間ではびこる、いわゆる「サビ残」なんてのは一切ありません。もちろん割増手当てもきっちり。
さらに仕事に対する「責任」というものも、派遣社員は負わずにすみます。
もちろん与えられた仕事には全力で取り組むべきですが、それ以外の目に見えない要素を排除出来ます。
- 「責任」
- 「重圧」
- 「空気」
- 「プレッシャー」
- 「付き合い」
こんな空虚なものとはおさらばできます。
みたいなやるせない悩みを抱える必要もありません。派遣社員なんだから。
割り切って、与えられた業務に集中して取り組むことが出来る。これってなによりも効率的だと思いませんか。
もし業務上でトラブル、契約の不履行等があった際は、すぐさま派遣会社の担当者に報告をすれば、勝手に解決してくれます。
その為に派遣会社の担当者がいてるので、遠慮する必要もなし。
(ぼくも前職では「派遣会社の担当者」側の人間だったので、派遣スタッフのトラブルにはよく手を焼きました…。)
自ら仕事を選んでキャリアアップが出来る
エンジニアと一口に言っても、その業務の幅は多岐にわたります。
HPやアプリケーションを開発するエンジニアもいれば、ネットワークなどのインフラを担うエンジニアもいて、
さらにはセキュリティのエンジニアなど、ほんとに様々。
そんなエンジニアの技術を、そのときの自分の希望に合わせて選択して習得出来るのが、派遣という働き方の強み。
ひとつの分野を深く掘り進めてもいいし、いろんな分野に広く取り組んでもいい。
ぼくも開発志望でしたが、実務経験0で開発の案件はなかなかないので、まずはネットワークエンジニアとして働くことにしました。
そこから徐々に開発系にスライドするかもしれないし、ネットワークの分野で技術を高めていくことになるかもしれない。
それはまだ分かりませんが、ひとつ確実に言えるのは、「すべて自分で決められる」ということ。
これが正社員だと、そう簡単に仕事は選べないでしょうし、不本意な部署の異動だってあるかもしれない。
派遣の場合、提示された派遣先の仕事が嫌なら断れば済むんだから、超ストレスフリー。
もし仮に行った派遣先が思ってたのと違ったりすれば、すぐ派遣会社に言って別の仕事を紹介してもらえばいいんです。
つまりミスマッチに迅速に対応出来るってこと。
担当に一言、
って言えば一発ですから。
もし正社員で転職した先がイマイチだったら、また一から自分の力で求人を探して、面接に行って、てしなければならないので、かかる労力は半端じゃありません。
と思うかもしれませんが、実はエンジニアってめちゃくちゃ不足してるんですね。介護職とかにも負けず劣らず。
2030年には80万人近くのエンジニアが不足するという厚生労働省の予測もあります。
なので、仕事は今後も間違いなく増え続けます。よって選び放題。
未経験から転職に成功!登録すべき派遣会社4つ
さて、ここからは実際に登録すべき派遣会社(エージェントとも呼ぶ)を紹介していきますね。
まず全体に共通する、手順の説明から。
おおまかな流れはこうです。
- Webからハケン会社に登録
- 履歴書・職務経歴、及び希望の仕事の条件をWeb上で入力
- 派遣会社から仕事の紹介が来るので、気に入ったらエントリー
- 担当者と一緒に仕事先の企業に訪問、仕事内容の確認。
- 派遣社員と派遣先、双方の条件が合致すれば就業決定!
仕事先との日程調整など、全て派遣会社の担当者がやってくれるので、あなたは特にやることなし。
早ければ登録から一週間ほどで就業決定までいくこともあります。
1位 パーソルテクノロジースタッフ
パーソルテクノロジースタッフ
堂々の1位に輝いたのは、ご存知超大手のパーソル。テンプスタッフテクノロジー株式会社が、株式会社インテリジェンスのエンジニア派遣事業を吸収合併して、2017年1月1日に誕生した新しい会社。(旧インテリジェンスの派遣)
小売業界なんかは吸収合併してトップの座を奪うぞー!って動きが盛んにありますが、人材業界も例外ではないのです。
新しい会社と言いつつ、元々のテンプスタッフもインテリジェンスも人材業界では老舗ですので、案件が少ないわけがない。
インテリジェンスは「DODA」をはじめとする広告媒体も広く扱ってるので、そのあたりからのパイプも非常に根強いはず。
パーソルは会社に訪問することなく、Webで登録が完了できます。
昔は企業に訪問して本登録をしないといけなかったようですが、今はそれもなくなってます。
さらにいいところは、登録の際も、案件紹介の際も、一切電話をかけてこないこと。
他のエージェントは結構平日昼間とかに電話かけてきます。出れないっつーの。笑
また、20代限定で学習から就業までを一貫して面倒を見るU29というサービスも行っています。
20代の方、チャンスですよ!!
↓別の記事で詳しく書いてますのでそちらも要チェック!
2位 リクルートITスタッフィング
あわせて登録しておきたいのが人材派遣大手リクルートが運営するリクルートITスタッフィング
言わずもがなの人材派遣最大手ということで、持ってる案件の数はケタ違い。
担当者も若いながらに誠実な対応で、こちらのキャリアパスについてしっかり考えた上での提案をしてくれたので、非常に好感がもてました。
そして、転職活動を始めて一番最初に案件を紹介してくれたのが、このリクルートITスタッフィングでした。
結果的に、ITスタッフィングの紹介で、未経験・ド素人のぼくが時給1800円、月給にして30万円超の仕事に就くことが出来ました。
それに関しても別記事で詳しく書いてます。
こちらも必ず登録しておくべきエージェントなのは間違いありません。
3位 Modis
続いてはModis。世界中で人材サービスをグローバルに展開するアデコ社のサービスです。
10,000社以上の企業との取り引き実績があるというのも納得です。
こちらの特徴はなんといっても、未経験者向けのエンジニア養成講座「Modis Engineer Academy」です。
現在平日お仕事をされてる方でも土日に受講が出来て、プログラミング以外のITに関するスキルを短期集中で学んで、サクッと稼げる案件に就業することが可能です。
最も効率的に手っ取り早くITエンジニアになるなら、間違いなく一択です。
別記事では詳細から、実際にぼくが登録してみて見つけた求人についても紹介してます。
未経験で時給2,000円を超える求人も多数でビビりました。笑
4位 パソナテック
こちらも人材業界で知らない人はいない超大手のパソナテック。通称「パソナさん」の、IT分野のお仕事に特化した派遣サービスです。
誰しもが聞いたことのある大手も含んだ常時600社との取引を行い、登録しているエンジニアは13万人以上です。
ここの営業担当者、コーディネータさん、みなさんとても親切で丁寧な対応でした。
ぼくがブロガーだということを知ると、
と言っておられました。すみません、書いてますw
オフィスもめちゃくちゃ豪華で綺麗でした。(ちょっと金かけすぎかな?笑)
さらにパソナさんの素晴らしいのは、人材の育成プログラムが非常に充実していること。
育成メニューが豊富なのはもちろんのこと、その人自身に合ったカリキュラムで学習を進めていくことが可能です。
至れり尽くせりとはこのことですな!
4位 リツアンSTC
リツアンSTCこちらは2007年設立の新しい派遣会社。
「新しい働き方をリツアン」スローガンとしている新しい会社。歴史が浅いので、他社と比べると未経験向けの案件は少ないようです。
リツアンの最大の特徴は、とにかく給与水準が高い!
派遣という仕組みは、「派遣先企業」から「派遣会社」にお金が渡って、そのお金の6割とかを「派遣社員」に渡して、残った4割が「派遣会社」の儲けとなるように出来ています。
この、「派遣会社の儲け」(マージン率)を極限まで下げているのがリツアンの特徴。
10年で1,500万って。家一軒建てられるやんけ…
全体の平均年収を見ても、585万円という超高水準です。正社員とちゃいますよ、”ハケン社員”ですよ。
こんな大盤振る舞いをするには、もちろんたゆまぬ企業努力があるからこそ。あらゆる無駄をとことんまで削っています。
例えば、オフィスの経費。リツアンのオフィスは
っていうくらいこざっぱりしています。まぁ、派遣会社のオフィスに行くことなんかめったにないわけだし、ここに金かける必要は確かにないなというのが実際のところ。
「見栄」などといったこの世で最も要らないものもしっかりと切り捨てて営業されています。
そして、もうひとつが、人件費。
リツアンでは、派遣社員が自分の給与を自分で計算する制度を取っています。その分、経理にかける人件費を抑えられている。
たしかに、計算なんてすぐ出切るし、自分がいくら働いたのか把握出来て、モチベーションアップにもつながる、まさにいいことづくめなんですよね。
全部派遣会社にまかせっきりというのも、あまりよろしくないので、いい勉強になるんじゃないかと。
さらには無料で自身の給与がいくらになるかシミュレーションが出来るサービスも!僕もやりましたが、ほんの1分もあれば出来るので、これだけでも試してみる価値アリ。
こんな感じでLINE@で送ると、
数十分後には自分の給与の査定額が出ます↓
おお!実務経験ないのに月給34万!めっちゃええやんけ!
こちらはまだスタートアップの若い会社なので、案件は東京にかたまっているようです。
ですがもちろん今後はエリアも広がっていくでしょうから、登録しておいて損はないですよ!
派遣会社は必ず複数登録すべし!
今回紹介したものはどれも信頼のおける派遣会社です。
しかし、信頼出来るからといって、1社だけに絞るというのはまた違う話。
必ず複数社を登録するのが賢いやり方です。
その理由としてまずひとつは、派遣会社同士を競わせて時給を上げさせるため。
派遣会社は、派遣先からあなたが働いた1時間あたりの請求額を提示し、請求額からだいたい6~7割くらいをあなたに時給として支払う仕組みです。
実は同じ派遣先案件なら、請求額は派遣会社によっての差はほとんどないことが多いです。
なので、派遣会社がどれだけ利益を取るかで、あなたの時給が変わる、というわけなんですね。
となるわけですな。
派遣会社としても、あなたは大事な「商品」ということになるので、なんとか自分とこの会社から仕事先を紹介させたいという思いがあるんです。
いわば相見積もり的な感じですね。家電量販店での買い物なんかと同じです。
ビッグカメラの店員さんに、「この商品、ヤマダはもうちょっと安かったですよ?」って言うやつね。
そしてもうひとつは、複数社から多くの案件を紹介してもらうことで、仕事内容を客観的に判断できる、という点。
ぼくの例ですが、最初にパソナテックから紹介された派遣先に訪問しました。
時給1,800円 週5勤務 大阪市内
ネットワーク運用・保守
という案件。派遣先担当者の印象も特に悪くない。ここで決まりかな、と思っていたら、リクルートからも紹介が。
時給1,600円 週5勤務 大阪市内
ネットワーク運用・保守
条件のみを見れば、両者が違うのは時給だけ。
どう考えても1,800円のパソナの方がいいですが、一応せっかくなのでリクルートの方の派遣先にも訪問。
そして先方の話を聞いていると… あれれ?意外に悪くない!
環境だったり、働く人の雰囲気だったり、なんかいい感じ!色々柔軟そうだし、服装も私服勤務でオーケー!
そして、ぼくの今後のキャリアパスを伝えたら、
「ぜひ踏み台にしていってください」とのこと。おお!話が分かる!
しかもですよ、リクルートさんにぼくの返事を一日先延ばしにしてもらっていたら、なんと、
これが決め手となってリクルートさんが紹介してくれた案件に決めました。
パソナ案件で心が決まりつつあったものの、ひやかしで行ったリクルート案件に決まることになろうとは。笑
たぶん、リクルートの案件に行ってなければ、そのまま何の疑いもなくパソナの案件に決めていたでしょう。
やはりなんでも、複数を比較検討して、はじめて見えてくるものがあるんですね。
まとめ:まずは無料で登録して案件を紹介してもらおう!
エンジニアとしての道を歩むなら、派遣という働き方が最適です。
当然ながら今回紹介したものは、すべて無料で、Webで登録が可能です。
まずは鉄板のリクルートITスタッフィングへの登録は必須ですね。
そこから続けて、パソナテック、パーソルテクノロジースタッフ にも登録しておきましょう。
リツアンSTCは未経験の状態ですぐに案件は見つからないかもしれませんが、現段階でのあなたの給与相場をチェック出来るツールは利用してみてもいいんじゃないかと。
今後スキルが高まってから診断してみて、違いを見てみるのも面白いですよ。
今すぐに転職する気はないって人でも、是非登録は早めにしておくことをオススメします。いざ動き出すタイミングって、ついつい先延ばしにしてしまいますからね。
よりも、
ぐらいの半ば強引な気持ちでやった方が、案外うまくいくもんですよ。